...自然あんたのとこに足が向くのです...
梅崎春生 「風宴」
...何せ、借りが利くので、つい若松屋のほうに、足が向く...
太宰治 「眉山」
...いきおいただで飲ませるところへ足が向くのである...
太宰治 「メリイクリスマス」
...つい其方へ足が向くようにもなるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...渋谷駅の方に足が向く古い癖は決して直ろうとはしない...
戸坂潤 「社会時評」
...渋谷駅に足が向くという...
戸坂潤 「社会時評」
...ツイ吉原へ足が向くようになったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どっちの方角へ足が向くかね」と主人は真面目な顔をして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あの男が卒業後図書館に足が向くとはよほど不思議な事だと思って感心に勉強するねと云ったら先生妙な顔をして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いつの間にか足が向くのは駅への道だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いつの間にか足が向くのは駅...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...一杯飲めるから赤坂のほうへ足が向くなんてそんなのじゃなかった...
正岡容 「寄席」
...二人の足が向くのは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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