...足がかりを刻んだ様な...
泉鏡花 「婦系図」
...アメリカでは太平洋上に浮き飛行場を設けて横断飛行の足がかりにする計画があるということである...
寺田寅彦 「天災と国防」
...君を足がかりにするからね...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...長禅寺を足がかりにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...その場の足がかりさえあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとまずここを足がかりとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ足がかりが出来たら...
中里介山 「大菩薩峠」
...そろそろと足がかりになるものを探して見たが...
久生十蘭 「一の倉沢」
...そんな手近なところに足がかりはないのである...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...足がかりの刻みつけかたも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手懸りも足がかりもありゃしません...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこは足がかりもない絶壁で...
吉川英治 「江戸三国志」
...何にしても足がかりがすでにある...
吉川英治 「折々の記」
...わずかな足がかりを力に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「卑怯(ひきょう)なやつら、臆病(おくびょう)ぞろいよ! わずかふたりの敵をむかえることができぬのか、和田呂宋兵衛(わだるそんべえ)の下ッぱには男らしいやつは一ぴきもいないのか、くやしければ、開(あ)けろ、開けろッ!」さんざんにいいののしったが、こッちでののしれば、内でもののしり返すばかり、果てしがないので、「えい、めんどうだッ」手馴(てな)れの禅杖(ぜんじょう)を、ふりかまえた加賀見忍剣(かがみにんけん)、どうじに巽小文治(たつみこぶんじ)も、「よし、拙者(せっしゃ)は、あれからとびこんでゆく」と、槍(やり)を立てかけて、足がかりとなし、十数尺上ののぞき口へ、無二無三にとびつこうとこころみた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...工匠(こうしょう)が上下(じょうげ)する足がかりが棟(むね)のコマ詰(づめ)から角垂木(かどたるき)の間(あいだ)にかくしてあるもので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これを足がかりとして...
吉川英治 「新書太閤記」
...それには願ってもない足がかりというもの)漸蔵主も...
吉川英治 「新書太閤記」
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