...」勢(いきおい)の趣くところ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...産業がなにほど隆盛に趣くも...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...人間の飲食物に対する嗜好は年々歳々高尚に趣くから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いつものびのびした処(ところ)に意の趣くままに暮らして来た彼女なので...
徳田秋声 「仮装人物」
...その気運の趣くところ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...論の趣く所実に此の如くならざるを得ざる也...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...翕然として之に趣くに至るといふ責任の一半は...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...趣く所等しくして殊ならず」といっているので...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...興の趣くまま「鱒(ます)」の曲を書いたが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...感情の趣くままに自由な本能的行動をしたいこと...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...趣く処がまるで違つてゐるのは...
水野葉舟 「言文一致」
...その弟子中道で人が仏の無量の徳行を説くを聞きて仏に趣く途中虎に食われ...
南方熊楠 「十二支考」
...『賢愚因縁経』に大施が竜宮に趣く海上無数の毒蛇を見たとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...天帝に謁せんとカイラス天山に趣く...
南方熊楠 「十二支考」
...群聚や公会に趣く老婦をシャパロンと呼ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...食事しおわりて各その受持の場に趣く事斥候間諜に異ならず...
南方熊楠 「十二支考」
...宴会に趣くごとに自製の豕肉をポケットに入れ往き...
南方熊楠 「十二支考」
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