...彼女は生粋のニューヨーカーです...
...彼は生粋のサッカーファンで、毎週末にスタジアムに通っています...
...あの店の料理は生粋の和食です...
...彼は生粋の芸術家で、自分の作品に完全に没頭しています...
...彼は生粋の商人で、いつも最高の利益を追求しています...
...私の父兼松は生粋(きっすい)の江戸ッ児で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今いるのは生粋(きっすい)の牛犬(クラブニ・ハウ)だと教えてくれました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...生粋ノ江戸ッ子デアルニ違イナイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...あやつともうふたりの仲間だけが生粋のアメリカ生まれ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...古いフランスの生粋(きっすい)のフランス人たるわれわれに向かってです……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三十年前(ぜん)の風流才子は南国風なあの石の柱と軒の弓形(アーチ)とがその蔭なる江戸生粋(きっすい)の格子戸(こうしど)と御神燈(ごしんとう)とに対して...
永井荷風 「銀座」
...生粋(きっすい)の江戸ッ子ということが出来なければ...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...おようは何処までも生粋の山国の女だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...生粋(きっすい)の東洋人が不法侵入したと思われ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...実際は生粋のロンドン子で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...生粋の上品さというものの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...生粋のピオニェールたちです...
宮本百合子 「従妹への手紙」
...そのユーモアの網野さんが生粋の都会人であることや...
宮本百合子 「九月の或る日」
...すべて充実したもの、生粋なるもの、自然力でもそういう発現をする場合、常にどっちかというと単純なような形であらわれ、しかも云いつくされぬ美にみちている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何だか生粋でもないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっと人間感情を生粋(きっすい)のまま...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...東京生粋の人形浄瑠璃で文楽の向うを張ろうという計画...
山本笑月 「明治世相百話」
...それでも真情だけは並外れている博多ッ子の生粋(きっすい)が顔を揃えていた...
夢野久作 「近世快人伝」
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