...やはり昔ながらの針ノ木越えによることである...
石川欣一 「可愛い山」
...塀を越えて海中にとびこんだのです...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...國境を越えて知らない國から奉ります物は...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...また佐賀の小城のようかんは古くから赤道線を越えて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...中には遠く大洋を越えて西洋の光の都...
寺田寅彦 「年賀状」
...生死を越えての覚悟がついておると思うか? 死の覚悟とは...
直木三十五 「南国太平記」
...過剰の意識を乗越えて...
中井正一 「実践について」
...身軽く塀(へい)を乗越えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...各自自己を越えて一つの特殊的世界を構成し...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...彼は彼女が舞踏会に行くために父の身体を乗り越えることさえはばからないだろうことを察した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...越えてしまえばもう恐れるものはないのだから...
松濤明 「春の遠山入り」
...もうさっきの丸太の棒を越えそうになりました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...高邁で俗を越えた或る種の哲理に準拠する・独特の・真似のできない・生活を営めるもの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...越えられるか否か」に思いいたると...
吉川英治 「私本太平記」
...月を越えるとすぐ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...夜ごと夜ごとの恋猫は人目の築地(ついじ)越えて煩悩の辻こえて月輪(つきのわ)へしのぶとよ朝な朝なの恋猫は諸人(もろびと)の鞭(むち)に追われ御仏(みほとけ)の裳(もすそ)にかがまり昼もなおしのぶとよ破(や)れ扇(おうぎ)で手拍子(てびょうし)を打ちつつ...
吉川英治 「親鸞」
...飯田から山越えで...
吉川英治 「随筆 新平家」
...仙石原から御殿場へ越えた時の事である...
若山牧水 「樹木とその葉」
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