...その自我は超然として餓虎又は惡者の意志に染着せらるゝところがない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...現在松屋だけが超然としているのを見ると...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...――彼らは超然としているのだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...「人事の上に超然として遊びが出来るためには自分に大なる力を持っていなくちゃならない...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...超然として高く舞っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...超然として独りその好む所の俳諧の道に遊んでいたのを見て...
永井荷風 「深川の散歩」
...空(くう)に浮んだように超然と取り合わぬ咲き具合とを見て...
夏目漱石 「思い出す事など」
...また超然と帰って行った...
夏目漱石 「こころ」
...我々人間としてこの世に存在する以上どうもがいても道徳を離れて倫理界の外に超然と生息する訳には行かない...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...彼等は糸瓜(へちま)のごとく風に吹かれて超然と澄(すま)し切っているようなものの...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...超然として眺めていた者がたった一人あります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...蜂屋文太郎だけは超然として...
野村胡堂 「古城の真昼」
...隅のほうで超然と三人の論争をきき流していた酒鼻が...
久生十蘭 「金狼」
...成獣になると超然とし...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...世外の人のようにして超然としていようと姫君たちは思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...萩原君は或ひは超然として「ミヤコ・ホテル」を問題にしないかも知れない...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...大變物質から超然としてゐるやうですが...
吉川英治 「折々の記」
...呉では超然とあきらめておりましたが...
吉川英治 「三国志」
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