...そして禪宗のやうな超俗的内面的な宗教がその究竟境を示すときの偈を讀み...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...こうして超俗的な俗物の帝国として...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...林内閣の手によって祭政一致という超俗的な神職的神話に結びつけられ...
戸坂潤 「思想動員論」
...之に反して文学者の方が超俗物的だという評価である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...俗物界と超俗物界とが入れ替わり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...超俗物派的プチブルインテリ哲学の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...神学者(即ち又超俗物派の哲学者)は日常性の特色を「人々」という関係に見出している...
戸坂潤 「思想としての文学」
...読者はここでも超俗的な俗物が如何に生活に不忠実かということを見るだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日常性の嫌いな超俗物派の俗物は歴史の問題に就いても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...上高地に於て山の美を論じるにしても(田部重治氏式な無限・崇高・超俗・等々の礼賛に不満な著者は...
戸坂潤 「読書法」
...それはもはや超俗の哲理である...
豊島与志雄 「文学以前」
...また超俗の気持であり...
豊島与志雄 「文学以前」
...超俗の喜びもあろうが...
夏目漱石 「草枕」
...特殊な芸術的超俗性を有している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...超俗的高邁の氣風を持つてる人物である...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...なぜならば君がその詩人的超俗性を持つてゐる間は...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...枝幹は玉骨と書かれて超俗な姿態を呈(あら)わします...
牧野富太郎 「植物記」
...超俗純眞のこの種の文藝は...
吉江喬松 「山岳美觀」
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