...あの人は超人的な才能を持っている...
...あなたは誰か超人的な力を使っているのではないかと疑われている...
...現実の世界で超人的な力を持った人はいない...
...真に宮崎氏の超人的活動の賜物である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今の自分ならてきぱきと超人的な捜査をやってみせられるのだがなあ――と...
海野十三 「地獄の使者」
...その広汎なる知識をもってしても遂に想像できなかったほどの超人的女性の俘囚(とりこ)となってしまって...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...結局人間精神と技術芸能との超人的な境に於ける結合から来るのであろうと今のところ平凡に考える外はない...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...その中にわずかな木戸銭で入り込んだせいぜい十人かそこいらの見物のためにこの超人的演技を見せていたいわゆる山男というのはまだ三十にもならないくらいの小柄な赭(あか)ら顔(がお)の男であったが...
寺田寅彦 「柿の種」
...弁信法師の如きは超人的で...
中里介山 「大菩薩峠」
...だからホーマーでもチェヴィ・チェーズでも同じく超人的な性格を写しても感じがまるで違うからね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...超人的な有難さなどは微塵(みじん)もない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...汚い譜面を判読しながら超人的な理解で弾き...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そして一つの超人的勇躍を試みた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...変幻出没の超人的行為の力を借りない点において...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...そういう父の超人的な仕事ぶりを...
堀辰雄 「幼年時代」
...哲学では人間に内在する超人的偉力のこと〕というのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...超人的な気持ちで澄まし込んで...
夢野久作 「暗黒公使」
...もしくは最も人の昂奮する国際問題なぞに対して行われた奸悪を向うにまわして超人的な活躍をするんだから...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...彼の超人的な武勇と精神力のすばらしさは...
吉川英治 「三国志」
...この君の超人的な資質を荒彫りの鬼神仮面(きじんめん)みたいにくッきり抉(えぐ)り出しておられた...
吉川英治 「私本太平記」
...四十五の年齢までに彼の成し遂げて来た超人的な業蹟のかがやきを思わせぬものはない...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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