...超世の奇才を抱いて空しく三尺の蒿下に槁死することを得ず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...超世的詩人をもって深く自ら任じ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...超世的詩人を以て深く自ら任じ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...今日以後の文人は山林に隠棲して風月に吟誦するような超世間的態度で芝居やカフェーにのみ立籠っていて人生の見物左衛門となり見巧者訳知りとなったゞけでは足りない...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...人をして超世の思ひあらしむ...
大町桂月 「川魚料理」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...あら殊勝(しゅしょう)の超世の本願や...
太宰治 「ロマネスク」
...超世(ちょうせい)の奇才を懐(いだ)き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日常性の原理――之を超世間性の原理に対立させよう――のも一つの大事な規定である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...単に超世俗振りで勿体振った悪趣味なそれ自身俗物的な一風俗に過ぎない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...即ち超世俗性自身を標榜する分業上の必要を感じる俗物の手によってこそ科学は神聖化されるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...また超世間の美術に没頭するという術(すべ)を持たないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...これに反して歴史的なるものが普通の生活から離れた格別超世俗的なものとして現はれるのである...
三木清 「歴史哲學」
...月支(げっし)国王名は栴檀(せんだん)昵(けいじった)、この王、志気雄猛、勇健超世、討伐する所摧靡(さいひ)せざるなし、すなわち四兵を厳にし、華氏城を攻めてこれを帰伏せしめ、すなわち九億金銭を索(もと)む...
南方熊楠 「十二支考」
...この脱俗超世ぶりは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天狗がいよいよ超世間のものと決定してから...
柳田国男 「山の人生」
...この超世界的の女王の鼻の表現を見ると...
夢野久作 「鼻の表現」
...弥陀超世(みだちょうせい)の悲願というのは...
吉川英治 「親鸞」
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