...慌てて連のあとを趁(お)つて...
薄田泣菫 「独楽園」
...かうして現在から現在を趁(はし)つて...
田山花袋 「父の墓」
...同じ理想を趁(お)う二人は多くの点に於て一致を見出した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この書簡は彼が露艦を趁(お)うて長崎に来(きた)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その視線を趁(お)うて望めば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...敢(あえ)て流行を趁(お)う考も無いし...
「文士の生活」
...美しい幻を趁(お)いながら...
松本泰 「日蔭の街」
...うしろから趁(お)われるような...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...おれはそのわかさを趁(お)っかけている...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...父親は娘をいたはりながら白い珠のかげを趁(お)うてゐた外国人であるためかそれがさびしく心を捉へた...
室生犀星 「忘春詩集」
...白人種の白色はひらめいて機關車の火爐の中に趁ひこまれてゐたのだ...
室生犀星 「帆の世界」
...」「趁えば趁うて来るで...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...何処にも夏の景色が趁(お)いはらわれ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...その時々の流行を趁(お)っている...
森鴎外 「百物語」
...火に趁(お)われ...
吉川英治 「黒田如水」
...廟堂の鼠臣(そしん)はついに趁(お)うも難し――か」「その通りだ」「考えれば考えるほど...
吉川英治 「三国志」
...義昭(よしあき)を趁(お)うと...
吉川英治 「新書太閤記」
...二三好一族の叛乱に趁(お)われて...
吉川英治 「茶漬三略」
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