...起句は先ず口を衝(つ)いて出た...
穂積陳重 「法窓夜話」
...起句が余りに荘厳であるから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...表は詩の起句の如し...
正岡子規 「俳諧大要」
...この起句は、文部省刊行俚謡集、伊賀阿山郡の木遣歌(きやりうた)に、牛の上歯に駒の角、師走筍(たけのこ)寒茄(かんなすび)、山の上なる蛤やとある通り、馬の角をないに極(きま)った物としたので、支那でも燕太子丹、秦に人質だった時、燕に帰らんと請うと、秦王烏の頭が白くなり、馬に角生えたら許そうといった、そこで丹、天を仰いで歎くと烏たちまち頭白く馬角を生じたので、燕へ帰るを得たそうじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...数試春衣(しば/\しゆんいをこゝろみる)二月天(ぐわつのてん)は七律の起句である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...起句に花木等の字面が無いので改めたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ひとりが起句(きく)を詠むと...
吉川英治 「新書太閤記」
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