...私は彼女に起信論を説いています...
...起信論を読んで人生観が変わった...
...昔は起信論を信じていたけど、今は違う...
...勉強会で起信論について話し合いました...
...転職してからは、毎日起信論を読むようになった...
...大乗起信論を捧(ささ)げ...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...あの有名な『起信論』に「唯証相応(ゆいしょうそうおう)」(唯(た)だ証とのみ相応する)という文字がありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この支那學者は曾て馬鳴の起信論を譯し...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...これも『大乗起信論』などに共通したところがあるやうな気がして面白い...
田山録弥 「大阪で」
...大乗起信論を紹介したり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それは馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)の大乗起信論をお聴きなさるに越したことはなかろうと存じますのでございます……」五十一「大乗起信論と申しますのは……」ここまで来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしは清澄のお寺におりました折に老僧からその大乗起信論の講義を承ったことがございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この風を起信論では薫習と申しているようでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしは、起信論のうち、別してここが大事というところを承りまして、その御文章を暗記いたしておりますが……それは、無明薫習(むみょうくんじゅう)ニ依ッテ起ス所ノ識(しき)トハ、凡夫ノ能(よ)ク知ルトコロニ非(あら)ズ、また、二乗ノ智恵ノ覚スル所ニ非ズ、謂(いわ)ク、菩薩ニ依ッテ初ノ正信ヨリ発心観察シ、若(も)シ法身ヲ証スレバ少分知ルコトヲ得、乃至菩薩究竟地(くきょうち)ニモ尽(ことごと)ク知ルコト能ワズ、唯(ただ)仏ノミ窮了ス――とあるそれでございます、これが即ち真如、無明、梨耶、三体一味の帰結なのでございます」その時、池田良斎が、うなだれながら手を挙げて、「いや、少し待って下さい弁信さん、あなたの言うことを一々ついて行ってみたが、もうちょっと追いきれなくなりましたが、しかし、結論はやっぱりわからないところはどうしても分らない、凡夫や二乗にはわからない、菩薩でもわからないところがある、仏にならなければ……ということになってしまっているようですね」「もう一応お聞き下さいまし、いかにも只今の御文章によりますると、凡夫二乗のやからのとうてい歯のたつところではない、菩薩の境涯でさえもやっとわかるかわからないか、所詮(しょせん)仏如来そのものだけが一切を御窮尽あそばす、とこういうのでございますが、それで絶望をなすってはいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)がお書きになった起信論でございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...信仰は至るものでございます――起信論の終りに念仏を説かれた古徳の到れり尽せる御親切のほどを思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...まことに起信論は論議のための論議ではございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしが聞き覚えましたところの起信論の要領というものがだいたい左様なものでございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...また起信論の中の一つの言葉でございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...起信論によりますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...また唯識論では、無明というものは能薫とはなるけれども、所薫とはならないとあるのに、起信論では、無明が能薫ともなれば、所薫ともなるように説いてあるそうでございまして、これが、権大乗(ごんだいじょう)と実大乗(じつだいじょう)との教えに区別のあるところだそうでございます……」そこへ池田良斎が一つ、くさびを入れました、「大乗にも権と実とがあるのですか……」「え、え、ございますとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...『起信論』には「外道の所有の三昧は...
三木清 「親鸞」
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