...どういふものか趣味や物の見方に大きな曲折が起つて...
芥川龍之介 「愛読書の印象」
...急に嵐が起つて船は引つ繰り覆(かへ)されてしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...」女は起つて行つて省三から正面になつた障子を開けた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...そこからその痛苦が起つて来るのを私は思はずには居られない...
田山録弥 「小説新論」
...義家戦捷の御礼のためこの祭が起つた...
中勘助 「府中のけやき」
...多くの銀行は一斉に大扉を降すといふ騒ぎが起つたりした...
牧野信一 「熱海線私語」
...そんな病が起つたのか...
牧野信一 「鬼の門」
...ベルグソンの哲學にとつてひとつの重大なる結果が起つて來るやうに見える...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...少時(しばらく)經(た)つとまた別(べつ)に他の煩悶が起つた...
三島霜川 「平民の娘」
...因州の起つのを待っているのではないか! 筒井順慶が轍じゃ! 既に長州には福原越後が兵を率いて動くと約しているし...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...俺が死を決した動機がその夜に起つたのだ...
村山槐多 「悪魔の舌」
...あらゆる騷音の湧き起つて來る荒れてゐる海の遠く擴がつてゐるのが...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...西から吹き起つた輕い風を孕んだ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...生活の醗酵は起つて來ないし...
吉川英治 「折々の記」
...いよいよ彼が将門征伐に起つとなった時...
吉川英治 「平の将門」
...支え難い力におしすくめられているようで起つことが出来ない...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...三味線太鼓の起つて居る所謂遊覽船も一艘見えてゐた...
若山牧水 「梅雨紀行」
...多くは迫(せこ)になつた森の茂みに籠つて實に數知れぬ鳥の聲が起つてゐる...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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