...しかし葉子は愛子や岡への手前すぐ起き上がるのも変だったのでその日はそのまま寝続けた...
有島武郎 「或る女」
...そして Zu viel! zu viel! と歌いながら起き上がる時に咽喉(のど)がつかえて妙な声になりそうなので咳払いを一つして始末をつけたのを記憶している...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...起き上がるのもふたたび寝るという理由しかなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は起き上がるとすぐにアンナを捜した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...起き上がるが早いか彼は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...臥していた者がようやく回復して起き上がるころには...
永井隆 「長崎の鐘」
...おツネさんは、起き上がると、ちょっとごめんくださいと室を出た...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...構ってくれるな」と甲野さんは空気枕を傾けたまま起き上がる景色(けしき)がない...
夏目漱石 「虞美人草」
...起き上がるところを隙間(すきま)なく乗(の)し掛(かか)れば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...直ぐ起き上がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...起き上がることはまったくできずに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...私が起き上がるとあれは...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...まして夏の暑い間は起き上がることもできずにお寝みになったきりだった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...起き上がる力もないのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もう一人で起き上がる事も出来そうにはない...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...二度と起き上がる者はなかった...
吉川英治 「三国志」
...腰をさすって起き上がるやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それからまたまっすぐに起き上がる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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