...ガンは深く根を張るが麻痺は私の弱いももを震わせるが肩の恐ろしい塊が起き上がるがたるんだ歯肉から歯が落ちる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...ボーイの昼食をすゝむる声耳に入りたれどもとより起き上がる事さえ出来ざる吾(われ)の渋茶一杯すゝる気もなく黙って読み続くるも実はこのようなる静穏の海上に一杯の食さえ叶(かな)わぬと思われん事の口惜(くちお)しければなり...
寺田寅彦 「東上記」
...彼は起き上がる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平助が起き上がると...
豊島与志雄 「正覚坊」
...臥していた者がようやく回復して起き上がるころには...
永井隆 「長崎の鐘」
...おツネさんは、起き上がると、ちょっとごめんくださいと室を出た...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...構ってくれるな」と甲野さんは空気枕を傾けたまま起き上がる景色(けしき)がない...
夏目漱石 「虞美人草」
...起き上がると思ひの外ケロリとして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...けれどそのあくる日起き上がると...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...今年にはいってからは起き上がることもあまりできない衛門督であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...起き上がる事はないのだからな...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...倒れたきりで起き上がることは出来まいと...
吉川英治 「江戸三国志」
...二度と起き上がる者はなかった...
吉川英治 「三国志」
...まだ起き上がるいとまなかった敵将の上に躍らせて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...鄭は火の玉になって起き上がる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...弁円は起き上がる時につかんでいた杖を真っ向にかむって...
吉川英治 「親鸞」
...起き上がることぐらい考えつかなかったかい?にんじん――泉の中で...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...と、急に眼を覚(さ)ましたように、起き上がる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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