...嗄(しわが)れた声が起りました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...雲水起き上る...
芥川龍之介 「上海游記」
...そこで、私は、丁度魚を釣る人が、浮きの動くのを待ち兼ねて、その方ばかり見つめている様に、朝起きるとから、部屋の隅に寝ころんで、小さな鏡を凝視するのでありました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...蓐の上に飛び起きる事などもある...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...それが空気の溷濁(こんだく)を起すようないわゆる塵埃の多少によって系統的に変化する事が分る...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...クリストフとオリヴィエとに反抗心を起こさした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...木の根を起すにしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...同一性を継起に帰するようにさせる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...蹶然(むっく)と起上(たちあが)る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...五月二十一日(火曜)十時起き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...自分の身の回りに起こるどんな小さなことも見のがさないアーサは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...未起蘭心(いまだおこさずけいらんのこゝろ)...
森鴎外 「魚玄機」
...二人の人影が半身を起こしてこちらを見ていた...
山本周五郎 「新潮記」
...無法に事を起こし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不思議な事が起った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...大知房も程なく毛利三家連名の起請文をうけ取って帰って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...関ヶ原の戦(いくさ)のあった九月十五日を命日と思っています」「縁起(えんぎ)でもない」お通は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...朱実は起(た)った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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