...「デルフイ」に赴く...
高木敏雄 「比較神話学」
......
高浜虚子 「椿子物語」
...風早の西ノ下(げ)に赴く...
高浜虚子 「六百句」
...今日網走線(あばしりせん)の鉄道が※別(りくんべつ)まで開通した其開通式に赴くのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その自他の関係は至密至細に赴くものなれば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...例えば筆の赴くままに随った文章というようなトートロジーで之を理解すれば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その時々の気分の赴くままに動き廻らせた...
豊島与志雄 「反抗」
...それが外國に赴くべき直接の原因である...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...八月××日昨日又、マターファの招により、マリエに赴く...
中島敦 「光と風と夢」
...同夜十時ごろH山上の湖畔ホテルに赴くと称して去ったのであるが...
浜尾四郎 「死者の権利」
...長谷川雪旦は長昌が唐津城に赴く時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六日に伏見に赴く地をなしたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...とにかく最後はどうなると思う? 一人は東にゆき一人は西に赴く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...拙(まづ)い画家も上手な画家も皆自分の心の赴く儘(まゝ)に筆を動かして真面目(まじめ)に自分の世界を作り上げることを楽(たのし)んで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...すると、俄かに店の前を行く人足が早くなって、わらわら、同じ方角へ駈け出してゆきながら、「喧嘩だ、喧嘩だ」「斬り合いだ、果し合いだ――」と物々しい触れ散らし、茶店にいた客たちも、その騒ぎに釣出されて、人浪の赴くまま、一散に駈け出して行ってみると、ちょうど、寒松院ヶ原にある枝垂(しだ)れ桜(ざくら)の下で二重三重の人の垣、事件はそこで起っているものらしい...
吉川英治 「剣難女難」
...汝南へ赴く途中の関羽どののことばによって拙者が先触(さきぶ)れにきた次第である...
吉川英治 「三国志」
...直ちに兵を引いて急援に赴くことを裴緒に約して...
吉川英治 「三国志」
...おれも赴く」と、いい出した...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索