...「日本将校二名がこれこれの用向きを帯びて貴地に赴くについては...
石川欣一 「比島投降記」
...彼らの大半は大会に赴くだろうと認識したからである...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...市庁の見学に赴くこととなった...
海野十三 「深夜の市長」
...一島擧つて船に赴く...
大町桂月 「沖の小島」
...即ち完全に赴くの原因にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...たゞ独り黄泉に赴くのみなり...
種田山頭火 「行乞記」
...大分県へ赴く途中碇泊したという事が分り...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...当節は、士も、旗本の如く、悉く遊芸に凝れば、婦女子も、芸妓を見習って、上下、赴くところは、惰弱の道のみ、それと、これと、雲泥の差ではござらぬか...
直木三十五 「南国太平記」
...仙石山を過ぎ電車に乗りて神田小川町仏蘭西書院に赴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...人が止めようとしても法は更に止まるものではない」といって進んで配所へ赴くことになり...
中里介山 「法然行伝」
...北支へ赴く事になった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...秋、伯林に赴く...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...十一月、維納等に赴く...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...――油壺の水族館へ赴くと...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...自分が一切の入浴を終へて寝室へ赴くまでの間...
牧野信一 「タンタレスの春」
...自然と文学へ赴くより他に結局道もなかつたかのシルエツトが感ぜられて特に文学的と区切るべき処置に迷ふばかりであつた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...詩人は哲學者の如く論理の道を走りて單より複に赴くことなきものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...直ちに兵を引いて急援に赴くことを裴緒に約して...
吉川英治 「三国志」
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