...晩秋に赴くにしたがって頂上に近く生えるようになる...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...ただ人間が楽しみ赴くところを幸福と称するといふことにして...
石川三四郎 「社会的分業論」
...「デルフイ」に赴く...
高木敏雄 「比較神話学」
...風早の西ノ下(げ)に赴く...
高浜虚子 「六百句」
...わざわざ丸の内に赴くのである...
高見順 「如何なる星の下に」
...すなわち感興の赴くままに何の休憩もなしに心と手とを続けさまに動かすことが出来る...
津田左右吉 「偶言」
...玉山子と相携へて木曜会に赴く...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...自分は高輪(たかなわ)なる小波(さざなみ)先生の文学会に赴くため始めて市中の電車に乗った...
永井荷風 「霊廟」
...監獄の酋長達に招かれ、午後、灼(や)けるような四哩(マイル)半を騎乗、獄中の宴に赴く...
中島敦 「光と風と夢」
...とまれ今夏日向に赴く時は下車したい...
中原中也 「夏」
...戦陣に赴くようなものです...
野村胡堂 「天才兄妹」
...私が学校の課題のための海藻採集に赴くとトリは烏帽子岩へ案内して呉れ...
牧野信一 「熱海線私語」
...――油壺の水族館へ赴くと...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...のち数年ならずしていよいよ浅草オペラ隆昌に赴くのころ...
正岡容 「浅草燈籠」
...ペンをすてて戦場へ赴くべきだといった室生犀星をはじめとして...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...六日に伏見に赴く地をなしたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼はこれから松平家の下屋敷に開かれる祝宴に赴くのである...
吉川英治 「剣難女難」
...資本は土地に赴くであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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