...早速にそこへ赴きました...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...北總第一の勝地と聞えたる離島に赴かむとて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...其の會場に充てたる專念寺に赴く...
大町桂月 「十和田湖」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...処で――そう彼等は主張する――物理学が今や夫に帰赴して行く処のこの幾何学的・数学的方法は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...――南新朝鮮総督が赴任の途についた時は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...生に赴くためなのか...
豊島与志雄 「紫の壜」
...倭人傳によれば難升米が景初三年(二年とあるは誤なり説下に見ゆ)に始めて使を奉じ魏に赴きしより...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...新居家具整理のため赴き得ず...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...仙石山を過ぎ電車に乗りて神田小川町仏蘭西書院に赴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...李緒の帳幕(ちょうばく)へと赴(おもむ)いた...
中島敦 「李陵」
...いつとても帰り来給ふ用意ある心を抱き老いて死ぬらん心の赴くままに矩を越えざる哲人の境地はやがて寂しい我が家刀自の境地でもあつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大概熱海の山荘へ赴いて本を読んだり...
牧野信一 「熱海線私語」
...丹沢山に昆虫採集に赴き山猿に出遇ふの記...
牧野信一 「貧しき日録」
...マルクスたちは翌日パリへ赴いた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...いつぞや月給二百五十とかで赴任した人からも手紙が来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さっそく董承のやしきへ赴いた...
吉川英治 「三国志」
...勝豊が共に宝寺城へ赴いたことにたいしては...
吉川英治 「新書太閤記」
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