...また明和七年に長崎に赴いた際には...
石原純 「平賀源内」
...早く赴(おもむ)いて...
海野十三 「くろがね天狗」
...「デルフイ」に赴く...
高木敏雄 「比較神話学」
...・南天の花へは蜂がきてこぼす・前田も植ゑて涼しい風炎天の鶏を売りあるく・田植べんとうはみんないつしよに草の上でカフヱーもクローバーもさびれた蓄音器の唄・雑草しづかにしててふてふくればそよぐ・ちぎられてもやたらに伸びる草の穂となつた改作附加笠きて簑きてさびしや田植唄はなく六月廿六日いつからとなく、早く寝て早く起きるやうになつた、此頃は十時就寝、四時起床、昼寝一時間ばかり、そして純菜食(仕方なしでもあるが)、だから、身心ます/\壮健、ことに頭脳の清澄を覚える、こんな風ならば、いつまで生きるか解らない、長生すれば恥多しといふ、といつて自殺はしたくない、まあ、生きられるだけは生きよう、すべてが業だ、因果因縁だ、どうすることもできないし、どうなるものでもない、日々随波逐波、時々随縁赴感、それでよろしい、よろしい...
種田山頭火 「行乞記」
...彼女をして赴かしめよ...
田畑修一郎 「南方」
...二ヶ月を經てアニワ港に赴くへしと...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...セルヴ大佐はソリマン総督になるためにエジプトに赴(おもむ)いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...午後数寄屋橋歯科医高島氏を訪ひ、梅吉方に赴き、十二月納会にまた/\出席の事を約す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...宗皇帝に誘われるまま赤坂山王台なるアパート有明荘に赴き...
久生十蘭 「魔都」
...皆さん! いよいよ地方総督が赴任してくるそうですぜ!」「その話は聞きましたがね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「彼等は国家の危急に赴こうとしている」...
宮本百合子 「折たく柴」
...二十八日に棠軒は県庁に赴いて家禄に換へた「金百二十四円二銭五厘」を要請した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...敵城へ赴カレシ忠志...
吉川英治 「黒田如水」
...あれに、魏の軍隊のどんなものかを見せてやれ」畏(かしこ)まって、楊修は次の日、張松をつれて、練兵場に赴いた...
吉川英治 「三国志」
...しかしこの赴任は...
吉川英治 「私本太平記」
...新院方へ赴(ゆ)く...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ピサロは救援に赴こうにも途中の山路を扼されて如何ともなし得なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...妻子及び家臣約五十人と共に船に乗って口の津に赴いた...
和辻哲郎 「鎖国」
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