...すなわち三山の遺民は戯曲「忠孝婦人」の玉栄が村原(むらばる)婦人と「御神(んちゃんてぃ)一ツの近親類(ちちやおんぱだん)」といって誇ったように威名赫々たる中山王と神を同じうする近い親類といって喜んだのでありましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...かつて赫々たる勲功を立て...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...久しからずして、運命の波は、其方向を転じ、東天の黒雲を排して、赫々たる太陽の、その麗わしき姿を、中天に示し、生命の光を放って、地上の万物を恵むが如く、甞て逆境に沈淪して、前途殆んど、一点の光明を有せざりし神は、すべての困難を排し、凡ての障碍を破りて、国家生民の為めに国民の人文の為めに、次第に其偉大なる性質を発展するに至る...
高木敏雄 「比較神話学」
...赫々たる大功を奏して武名天下に轟いて居る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...或ひは病理学研究の名声赫々たる博士とか...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...武備の赫々たるとに向かってさらに意を注ぐことなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼れが赫々たる戰功に伴へる威望の力に由りたるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れが赫々たる戦功に伴へる威望の力に由りたるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ランク氏の赫々たる行ないというのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...筑紫の南方に勢力ある熊襲などの類なりし者が女王の赫々たる英名を利用して...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...築地より電車に乗り茅場町(かやばちょう)へ来かかる折から赫々たる炎天俄にかきくもるよと見る間もなく夕立襲い来りぬ...
永井荷風 「夕立」
...赫々たる成果とから眼を転じて文学理論の混沌たる現状を見ると...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...恰も日蝕(につしよく)が人間と赫々たる太陽との間にまつてゐるやうに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この天才の光耀赫々たる狂想に耳を傾けたのです...
牧野信一 「『ユリイカ』挿話」
...赫々たるものとなりさかっていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...主人は生涯に赫々たる功名を遂げた人である...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...その光輝のいよいよ赫々たることを祈るとも...
吉川英治 「折々の記」
...いよいよ赫々たる武名は事実に於いて彼を圧倒した...
吉川英治 「剣難女難」
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