...赫々(かくかく)たる洋燈(ランプ)の周囲(めぐり)を...
泉鏡花 「活人形」
...それから夕陽が赫々(かくかく)と赤耀館の西側の壁体に照り映えるころを迎えましたが...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...あの赫々(かっかく)たる日本海軍のハワイ海戦と...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...相手は殿様を除いては土地随一の威権赫々(かっかく)たる御家老では力のない僧侶の身には手も足も出るものではありません...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...その他二十年間わが邦人の耳目に赫々(かくかく)たる土木築造のごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ポストは終日赫々(あかあか)と...
中原中也 「在りし日の歌」
...太陽が樹々の間をすぎて赫々(あか/\)と鮮やかにその後(うしろ)に沈んでしまふまで私は凝(じつ)としてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さて今日あの谷に立ち入る旅の者が赫々たる窓二つから目にするは狂いうごめく無数の大影...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...此日天赫々なれども...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...赫々(かっかく)と赤い篝火が燃える...
吉川英治 「篝火の女」
...赫々たる武勲を負って朱雋(しゅしゅん)の本営へ引揚げた...
吉川英治 「三国志」
...そのうしろから赫々(かっかく)と日輪の昇ろうとする彩雲がうごいているのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...範宴の肉体に赫々(かっかく)と燃えている火のような希望も頼もしく思いながらも...
吉川英治 「親鸞」
...彼の意念の火が――生命の火だけが――赫々(あかあか)と求法(ぐほう)の扉(と)に向って燃えているのであった...
吉川英治 「親鸞」
...戸外(おもて)の大地を焦(や)いている大夏(たいか)の太陽にも劣りのない旺(さかん)な仏灯(みあかし)が赫々(かっかく)と燃えていた...
吉川英治 「親鸞」
...赫々(かっかく)と弘通(ぐずう)あそばすというご勇気をもって...
吉川英治 「親鸞」
...希望の赫々(かっかく)とする時には人は若やいでくる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...赫々(かっかく)としてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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