...徒らに目ばかり赫(かがや)かせた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...赫(かっ)となって...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...佐保山姫と赫夜姫(カグヤヒメ)とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...怖ろしい物の気配がして一抱位ある火の光が赫(かっ)と光った...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...日光にやけた赫ら顔で...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...赫(あか)ちゃけたひどく荒廃した感じだった...
徳永直 「冬枯れ」
...曼珠沙華(ひがんばな)のように赫(あか)ちゃけた頭髪はくるッと振りむいて...
徳永直 「冬枯れ」
...或時フト竹釘に懸けて置くとその一家が照り赫(かがや)いていた...
中里介山 「法然行伝」
...お父さんやお母さんに対する不義理になる訳でもなかろう」「だからあたしの口を出す幕じゃないとおっしゃるの」「まあその見当(けんとう)だろうね」お秀は赫(かっ)とした...
夏目漱石 「明暗」
...今(いま)の客人(きやくじん)の氣(き)の長(なが)さまだ車代(しやだい)くれんともせず何時(いつ)まで待(ま)たする心(こゝろ)にやさりとてまさかに促(はた)りもされまじ何(なん)としたものぞとさし覗(のぞ)く奧(おく)の方(かた)廊下(らうか)を歩(あゆ)む足音(あしおと)にも面(おもて)赫(くわつ)と熱(あつ)くなりて我知(われし)らず又(また)蔭(かげ)に入(い)る...
樋口一葉 「別れ霜」
...威名赫々(かくかく)の英傑(えいけつ)に配すべしとは...
福田英子 「妾の半生涯」
...女たちのきものが緑のなかにいつまでも赫(かがや)いてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...赫々(かつ/\)と火を起した火鉢に凭つて...
牧野信一 「爪」
...軈(やが)て――愛(あい)ちやんは遂(つひ)に赫灼(かくしやく)として目(め)も綾(あや)なる花壇(くわだん)や...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...不思議な赫(かがやき)に引かれて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...汝(わ)れひとり落ちてきたのかっ」と赫(かっ)となった...
吉川英治 「三国志」
...赫映姫(かぐやひめ)が並(なら)ぶものゝないほど美(うつく)しいといふ噂(うはさ)を...
和田萬吉 「竹取物語」
...赫映姫(かぐやひめ)は...
和田萬吉 「竹取物語」
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