...おさおさあの赫夜姫(かぐやひめ)にも御劣りになりはしますまい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...ナポレオンは決戦戦争の名手で数回の戦争に赫々たる戦果を挙げ全欧州大陸を風靡したが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...と言い募るに得三は赫(かっ)として...
泉鏡花 「活人形」
...富士の麓の竹林に生れ出でし赫夜姫は...
高木敏雄 「比較神話学」
...赫々たる大功を奏して武名天下に轟いて居る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...登は頭が赫(かっ)となった...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...而して某方(まさ)に炎々赫赫...
田中貢太郎 「続黄梁」
...おこつた炭火のやうに赫いてゐる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...赫々邦家新(かくかくほうかあらたなるを)「新七...
直木三十五 「南国太平記」
...築地より電車に乗り茅場町(かやばちょう)へ来かかる折から赫々たる炎天俄にかきくもるよと見る間もなく夕立襲い来りぬ...
永井荷風 「夕立」
...煉瓦干されて赫々(あかあか)してゐたしかも工場は...
中原中也 「在りし日の歌」
...謝赫などの名手が出て...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...薔薇色(ばらいろ)に赫(かがや)いている...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...さうしてその時私達がその前を通りかかつた教會の光つた屋根だけがまだきらきらと日に赫いてゐた...
堀辰雄 「生者と死者」
...何かのはずみに帝赫怒(かくど)して蹴り所が悪くて暴崩した...
南方熊楠 「十二支考」
...眸の底に赫々とうごいた...
吉川英治 「三国志」
...戸外(おもて)の大地を焦(や)いている大夏(たいか)の太陽にも劣りのない旺(さかん)な仏灯(みあかし)が赫々(かっかく)と燃えていた...
吉川英治 「親鸞」
...その名(な)は嫋竹(なよたけ)の赫映姫(かぐやひめ)といふのでした...
和田萬吉 「竹取物語」
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