...細い目を凄まじく赫(かが)やかせてゐました...
芥川龍之介 「河童」
...しかし嬉しそうに茶碗(ちゃわん)ほどの目の玉を赫(かがや)かせながら...
芥川龍之介 「桃太郎」
...赫(かっ)と朱を注(そそ)ぎながら...
泉鏡花 「印度更紗」
...白髪頭と赫顔とが好ましからぬハンディキャップであった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...佐保山姫と赫夜姫(カグヤヒメ)とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...お島は頭脳(あたま)が一時に赫(かっ)として来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...マリユスは常に辺境に突っ立って未来をまもる赫々(かくかく)たる映像を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...赫々(かくかく)たる光に眩惑(げんわく)されることもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...一向(ひたぶる)に名声赫々(かくかく)の豪傑を良人(おっと)に持ちし思いにて...
福田英子 「妾の半生涯」
...しかしまだ燃屑(もえくづ)の山は赫々(かつ/\)と赤く輝いてゐる爐の火にもつと石炭をつぐように頼んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私達の不幸は赫(かがや)くことだらう...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...ひととき赫(か)ッと輝いて...
本庄陸男 「石狩川」
...目が異様に赫(かがや)いて...
森鴎外 「かのように」
...子供のやうに饒舌(しやべ)り続けて縁にはまだ暈(くま)のある目が赫いた...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...光明(くわうみやう)赫灼(かくしやく)のなかに...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...二つの赫々(かっかく)たる希望に向って...
吉川英治 「江戸三国志」
...曹操は赫怒(かくど)した...
吉川英治 「三国志」
...彼の意念の火が――生命の火だけが――赫々(あかあか)と求法(ぐほう)の扉(と)に向って燃えているのであった...
吉川英治 「親鸞」
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