...その眞中にはすばらしく大きい丸太が赫々と燃えさかつて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...凸レンズのために収斂光線となり一点において赫々と光り赫々と燃えた...
李箱 「線に関する覚書2」
...一度其赫灼(かくしやく)たる霊光の人の胸中に宿るや嬋妍(せんけん)たる柳眉玉頬(りうびぎよくけふ)の佳人をして...
石川啄木 「閑天地」
...生残った戯作者の遺物どもは法燈再び赫灼として輝くを見ても古い戯作の頭ではどう做(し)ようもなく...
内田魯庵 「四十年前」
...一段とかたちを改(あらた)め顔面を朱盆(しゅぼん)のごとに赫(あか)くして...
海野十三 「空中漂流一週間」
...佐保山姫と赫夜姫(カグヤヒメ)とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...彼は長き生と赫々(かっかく)たる死とを得たのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その證拠にはときどき私が赫(かつ)としてむかつてゆくと彼は一騎打ちをしずにうまく逃げて遠巻きにひとを苦しめようとする...
中勘助 「銀の匙」
...しかしまだ燃屑(もえくづ)の山は赫々(かつ/\)と赤く輝いてゐる爐の火にもつと石炭をつぐように頼んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...赫つと私の頭上に展けた...
牧野信一 「鬼の門」
...赫耶姫(かぐやひめ)物語などを絵に描いた物を引き出して退屈しのぎにしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...赫耶姫は竹取の翁の一つの家を照らすだけの光しかなかったようですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...富岳の頂きに赫々(かっかく)と朝日が燃えている...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...その勇名は赫々(かっかく)たるものがある...
吉川英治 「三国志」
...「貴様も謀反人の片割れか」赫怒(かくど)して...
吉川英治 「三国志」
...赫々(かっかく)と弘通(ぐずう)あそばすというご勇気をもって...
吉川英治 「親鸞」
...みな赫々(かっかく)と...
吉川英治 「源頼朝」
...どうにかして赫映姫(かぐやひめ)を自分(じぶん)の妻(つま)にしようと覺悟(かくご)した五人(ごにん)は...
和田萬吉 「竹取物語」
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