例文・使い方一覧でみる「題字」の意味

...巻頭には近衛公の題字を始め... 巻頭には近衛公の題字を始めの読み方
芥川龍之介「大久保湖州」

...題字は颯爽（さっそう）として... 題字は颯爽としての読み方
泉鏡花「薄紅梅」

...馬太（マタイ）伝四章十）しかして神と真理とを知る惟一の途（みち）としては使徒保羅（パウロ）の語にしてルーテルが彼（か）の信仰の城壁と頼み「プロテスタント」教の基石（きせき）となりし左の題字を以てせり... 馬太伝四章十）しかして神と真理とを知る惟一の途としては使徒保羅の語にしてルーテルが彼の信仰の城壁と頼み「プロテスタント」教の基石となりし左の題字を以てせりの読み方
内村鑑三「基督信徒のなぐさめ」

...題字の承諾を得た呉服屋の支配人は... 題字の承諾を得た呉服屋の支配人はの読み方
薄田泣菫「茶話」

...その書物の題字を何と書いたらよいかということを社長の本山彦一（もとやまひこいち）氏に聞かれて...
高浜虚子「俳句への道」

...黒い表紙に血色の題字で... 黒い表紙に血色の題字での読み方
ツルゲーネフ神西清訳「はつ恋」

...八雲氏令孫の筆を染めたという書名題字もきわめて有効に本書の異彩を添えるものである...
寺田寅彦「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」

...戦役記念の題字を書いてくれと先日村の甲乙（たれかれ）が彼に持込んで来たが... 戦役記念の題字を書いてくれと先日村の甲乙が彼に持込んで来たがの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...然れども全集表裝の題字を擔當せられたる中村不折翁の... 然れども全集表裝の題字を擔當せられたる中村不折翁のの読み方
永井荷風「鴎外全集刊行の記」

...その頃刊行せられた日本人の詩文集にして何氏の題字や序または評語を載せないものは殆どない...
永井荷風「十九の秋」

...扉及び奥附の模様及び題字... 扉及び奥附の模様及び題字の読み方
夏目漱石「『心』自序」

...況（ま）して序文題字など頼んだこともない... 況して序文題字など頼んだこともないの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...人の序文題字などを以（もっ）て出版書の信用を増すは自（おのず）から名誉でもあろうが... 人の序文題字などを以て出版書の信用を増すは自から名誉でもあろうがの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...題字わきの余白に鉛筆で El32と記してあるのは... 題字わきの余白に鉛筆で El32と記してあるのはの読み方
松本泰「日蔭の街」

...くすんだ藤色の表紙に黒い題字... くすんだ藤色の表紙に黒い題字の読み方
宮本百合子「獄中への手紙」