...彼等と雖も赤面することを禁じ得ないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...君は子供のように思わず耳もとまで赤面する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...赤面すると、そばかすが一層目立つのだ...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...私は赤面するばかりだ...
薄田泣菫 「茶話」
...無いって、あらら、マよ、マヨネズよ、位で、一度、赤面すると、覚えてしまう心がけがある...
直木三十五 「大阪を歩く」
...赤面するくらいなら用談中と云って面会を謝絶するはずである...
夏目漱石 「野分」
...あとで赤面する思いをいたしました...
火野葦平 「人魚」
...妾の赤面するを面白がり...
福田英子 「妾の半生涯」
...お金のことは考えただけでも赤面する」アダが立ち上がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...嬉しさに赤面する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...仮に質屋の扉をくぐっても赤面する場合じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...赤面するようなことを言い出した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...御用の方は電話何番へ――そんな念の入つた仇打ちをされてあつたところへ妹の訪問をうけて赤面する者やらがあつたが...
牧野信一 「女に臆病な男」
...今より追想すれば赤面するほどのことに候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...こう問いつめられると赤面するような気がした...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...誰でもヒヤリとして赤面するか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すべて卒爾(そつじ)に書いた杜撰(づざん)無用の文字のみであるのに赤面する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...私たちが赤面する場合に彼は哄笑する...
和辻哲郎 「転向」
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