...徴兵された彼は、赤紙が届いたことを知らされた...
...突然赤紙が届き、驚いている...
...彼は赤紙を回避するために、病気を装った...
...赤紙の噂に怯えている若者が増えている...
...昔は戦争で赤紙が送られていたが、今は召集令状に変わった...
...左手(ゆんで)に赤紙の扇(おうぎ)を開き...
芥川龍之介 「おしの」
......
石川啄木 「一握の砂」
...赤紙の日曜日となっている...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...廊下を走って来て「赤紙どすえ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...赤紙へ印判を押して...
直木三十五 「南国太平記」
...そして「おい」と、赤紙を、富士春に渡して、封を切って読んで行くと、微笑して「あはははは、西郷め、大きな図体を、持て余して、居やがるぞ」そう云って、披げたままの手紙を、二人の前へ投げ出した...
直木三十五 「南国太平記」
...温かい海に棲んでいる魚には、赤紙の水、すなわち最低七十度以上に保ってある海水、北の海の魚には、緑紙の水、すなわち五十八度ないし六十二度の範囲内まで冷やした海水というふうに、それぞれ魚のもとの環境に合った水の中で飼っている...
中谷宇吉郎 「異魚」
...飛脚屋から赤紙付の手紙を一通届けて来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
波立一 「運勢」
...これへ赤紙をつけてこの名宛のところへ送ってくれと言って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...*7 赤紙幣 十ルーブリ紙幣のこと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...机の上には『極秘』の赤紙が貼(は)られた怪潜水艦『富士』の青写真が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...これと少し違つて黍殻(きびがら)に赤紙の着物などを着せて人形として...
正岡子規 「病牀六尺」
...赤紙一枚で数百万人も殺されたということは...
宮本百合子 「現実の必要」
...戦争へ召集する一枚の赤紙はその絶対命令によって...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...そこへ二番目の伜に赤紙が来てな...
三好十郎 「樹氷」
...「赤紙がきた」といふわけです...
吉川英治 「折々の記」
...もう身邊あちこちの知人の間に應召の“赤紙時代”が押寄せてまゐりました...
吉川英治 「折々の記」
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