...二抱(ふたかか)へもある赤松の...
巌谷小波 「こがね丸」
...ジッドのドストエフスキイ論を御近所の赤松月船氏より借りて読んで考えさせられ...
太宰治 「川端康成へ」
...深い樹立を出ると疎らな赤松が見え出して窪んだ草原のやうな所になつた...
長塚節 「鉛筆日抄」
...天辺(てっぺん)に一本見えるのは赤松だろう...
夏目漱石 「草枕」
...大きな赤松があって...
夏目漱石 「夢十夜」
...堤の下の赤松越しに...
林芙美子 「田舎がえり」
...駅の近くの居酒屋で赤松月船と酒を飲む...
林芙美子 「新版 放浪記」
...内部(なか)へ入って見ることにしよう」口措(くちお)かずにぶツくさ言いながら堤を下りて赤松の林を通抜け...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...赤松は総同盟の労働者を最も値よく売ろうとしている...
宮本百合子 「刻々」
...狭い庭から(塀の上へ)百日紅(さるすべり)と赤松が枝を伸ばしている...
山本周五郎 「花も刀も」
...」矢代はそう云いながらも赤松を渡る風の音を聞き...
横光利一 「旅愁」
...赤松(あかまつ)ノ律師(りっし)則祐(そくゆう)...
吉川英治 「私本太平記」
...わが赤松勢が先駆してみせる」といって...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅のもよう、赤松勢の進退、千早金剛の戦況、伯耆(ほうき)大山(だいせん)以後の後醍醐軍のうごきなどまで、ほぼ、把握していた高氏だった...
吉川英治 「私本太平記」
...赤松勢という精鋭がお味方のはずだが」「さ...
吉川英治 「私本太平記」
...つづいて赤松円心や細川定禅らの家来もわらわらッと争ッて内へ飛び上がった...
吉川英治 「私本太平記」
...この中国に覇(は)を唱えた祖先赤松一族の行方はどこにありましょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...赤松氏の一族がいた館(やかた)の址(あと)なので室町将軍家の没落とともに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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