...ついに赤ん坊が生れるのだ...
海野十三 「新学期行進曲」
...赤ん坊は髪の毛をつややかに撫(な)でつけられ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...到津遊園・人影ちらほらとあたゝかく獅子も虎もねむつてゐる白雲閣即事二句・お産かるかつたよかつた青木の実・訪ねて逢へて赤ん坊生れてゐた二月廿二日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...赤ん坊はまた元気に泣き出しました...
壺井栄 「柿の木のある家」
...末のはまだほんの赤ん坊であった...
寺田寅彦 「イタリア人」
...それは赤ん坊の腕をねじ上げるよりも容易であると同時にまたそれ以上におとなげないばかげた事でなければならない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...赤ん坊を大した乳母車(うばぐるま)に載せて...
徳田秋声 「縮図」
...赤ん坊の顔を見てるのもいいようだし……...
豊島与志雄 「裸木」
...生れて三月目の赤ん坊がゐる...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...生まれでた赤ん坊をお鉄さんが取りあげてみると...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...背中の赤ん坊をゆすりあげていつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...彼女から赤ん坊のキリストを取って両手に抱えて...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...あの女が歌舞伎へ連れて行った赤ん坊は...
橋本五郎 「地図にない街」
...それに夜どほし咳をする人や赤ん坊の声で睡れなかつた...
原民喜 「書簡」
...二ツになる赤ん坊が死んだのに...
久生十蘭 「生霊」
...無心な赤ん坊の額に接吻した...
平林初之輔 「人造人間」
...可哀そうに赤ん坊が泣きひいってたぜ」「友さんのところへ乳を貰いにいっといでって出してやったんだよ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...赤ん坊のようにオドオドするばかりであったが...
夢野久作 「斜坑」
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