...もう来年の葉の赤ん坊がちゃんと出来ています...
石川欣一 「山を思う」
...赤ん坊は心配はないが木綿子(ゆうこ)のおぼつかなく立って歩くのが秒時も目を離せない...
伊藤左千夫 「水籠」
...再婚したときはまだ二歳の赤ん坊でございました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...赤ん坊のような驚異を感じないではいられなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...赤ん坊は泣いて泣いて...
アントン・チエーホフ Anton Chehov 鈴木三重吉訳 「子守つ子」
...赤ん坊の手に握らせて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ママの人形のスカートの下から赤ん坊の人形を取り出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...マーシェンカは赤ん坊と二人ぎりになりました...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...どの赤ん坊もこうだったと...
徳田秋声 「縮図」
...胸に赤ん坊をだいていました...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...「君は赤ん坊に大根卸(だいこおろ)しを甞(な)めさしたそうだな」「ふむ」と主人は笑ったが「赤ん坊でも近頃の赤ん坊はなかなか利口だぜ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...赤ん坊の方は強い飢えを感じて...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...そうすることは赤ん坊を命ぜられた健康に発達に導くためである...
羽仁もと子 「たましいの教育」
...赤ん坊に乳を呑ませている女もいる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼女は赤ん坊を抱えて台所から出かかった時...
原民喜 「夏の花」
...あの赤ん坊のような好い子に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...まるで赤ん坊を寝かしたような恰好で...
夢野久作 「一足お先に」
...生まれたばかりで亡くなつた赤ん坊のことを思ひ出して可憐な涙を落す子もある...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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