...私は生涯その罪の贖(つぐな)いをして来ました...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...贖(あがな)いもあると云う次第ゆえ...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...そして十九章二十五節に至れば「われ知る我を贖(あがな)う者は活(い)く...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...遂に「我れ知る我を贖う者は活(い)く」といい得るに至らねばならぬ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...我々はそれを血で贖はねばならなかつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...一種の贖罪にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...贖罪の心からか、神を想う心情からか、そのようなことは十内の思惟を超える事柄だったが、とにかく、あの少女の幻影を安らかに埋めるには、伯母の膝許が最も好適の地と感ぜられた...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...贖罪とか悔悛とか...
豊島与志雄 「ものの影」
...贖罪(しょくざい)をなしてるあの修道女が平伏し祈祷(きとう)していた覚えの場所の方へ向いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この些細なことも一つの贖罪(しょくざい)だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女(あれ)を大小樣々の罪を一つの善行によつて贖ふロオマン・キャソリックの主義で守り育てゝゐるぐらゐなんですがね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...犯人をして盗品の価額の二倍の贖罪金を被害者に支払わしむるに過ぎないのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その一つはフランス旧教会ラ・クロア・ド・ボア教会小聖歌隊の合唱したヴィットリアの「アヴェ・マリア」とパレストリイナの「贖主(あがないぬし)の聖母よ」...
堀辰雄 「木の十字架」
...この株は今廉価を以て贖(あがな)うことが出来て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...もうそれで贖(あがな)って余(あまり)あろうではないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...贖罪の利益(りやく)を永遠(とこしえ)に加へ給ふおん身なれば...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...夫子既以感寤而贖レ我...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...贓贖司(あがものつかさ)...
吉川英治 「平の将門」
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