...私は生涯その罪の贖(つぐな)いをして来ました...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...苦しみにまさる贖ひはない...
芥川龍之介 「闇中問答」
...まず「贖い主」の事を見るに...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ヨブは独り苦(くるし)みて独り贖い主を発見し「我れ知る……」というに至った...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ローマ人は贖罪(しょくざい)のささげ物をし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
... 175あまたの寶携へて子のヘクトール贖へと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...宇宙の贖罪に出來るだけの貢献をなさなければならん...
朝永三十郎 「學究漫録」
...人間の利己心の罪をみずから進んで贖(あがな)ったその潔(きよ)い婦人が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「何についての贖罪であるか? いかなる贖罪であるか?」一つの声が彼の内心で答えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを彼はこの贖罪の場所にはいらんがためになしたのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...思えば世の中は不思議に相贖(あいあがな)うものである...
永井荷風 「日和下駄」
...一日一日罪を贖(あがな)ってゆく感じだった...
林芙美子 「河沙魚」
...それから贖罪のための長い長い苦行がはじまる...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...罪を贖(あがな)い得たる者を救助するの法ありや...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼女(あれ)を大小樣々の罪を一つの善行によつて贖ふロオマン・キャソリックの主義で守り育てゝゐるぐらゐなんですがね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...讀贖などのつくりの中の処も四を書くなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...『ブラアミイすなわち第一位の婚礼による妻の息子は、徳行をなせば、十人の祖先、十人の子孫、及び二十一人目たる自己を、罪障から贖う...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その高められた人がわれらの智慧と義と聖と救贖とになったことも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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