...この方法によつて成功を贏(か)ち得る時...
芥川龍之介 「手巾」
...身のしろを贏(か)ち得つるよ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...甚(はなは)だ高価なる同胞の資財と生血とを投じて贏(か)ち得たる光栄の戦信に接しては...
石川啄木 「渋民村より」
...これから何物をも贏(か)ち得(う)ることは出來ないのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...試問教授並に陪審教授から名誉ある賞賛を贏(か)ち得たという事も併せて知った...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...たま/\若い美しい妻を贏(か)ち得て...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...武州公は色仕掛(いろじかけ)で婦人の信頼を贏(か)ち得るような柄(がら)でもないし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それは一つの隷属を贏(か)」]ち得んとする企図であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生命を端的の輸贏(ゆえい)にかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...輸贏(ゆえい)を争うことの謂(い)いなのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...十月〕『皇帝万歳!』の叫び共に贏((か))ち得られたる花々しきサアルブルックの捷利三十五サンチームにてシャルルロワで売つてゐる色鮮かなベルギー絵草紙青や黄の...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...彼は旅館の給仕から多大の尊敬を贏(か)ち得たものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...もう勅任官(ちょくにんかん)の位を贏(か)ち得たほどの人物だったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この異名を彼女は至極妥当な方法で贏ち得た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は実に天佑(てんゆう)によって勝ち得べからざる勝を贏(か)ったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これら外商はインドへ馬を輸(おく)って莫大に贏けたが...
南方熊楠 「十二支考」
...世間の女が多くの男に触れた後(のち)に纔(わず)かに贏(か)ち得る冷静な心と同じような心になった...
森鴎外 「雁」
...更にそれを贏(か)ち得んではならん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??