...僕は君に贊成しないと云ふことが出來る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...馨との結婚に不贊成を唱へてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...其論理上必須の結果たる藝術觀のみに就て贊意を表さむと試むるも難い哉...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...荒び高ぶるトロイアの戰禍襲ふを防ぎ得む』しか宣んすれば一齊に諸將は之に贊し聽く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...贊する言辭悉くペーレーデース聞ける後...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それが一ばんじゃな!」とザフレービニン老も大きな聲で贊成したが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...議會の多數は到底内閣に贊同せず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宣言及綱領には贊成なれども研究會の會則は會員をして他の團體に加はるを禁ぜりとの口實に依りて入會を拒絶し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し大隈を畏れたるに由る大隈を畏るゝは大隈と進歩黨との關係に顧みる所あるが爲なり彼れの進歩黨を好まざるは自由黨を好まざるに同じきなり然らば何故に前に大隈の入閣に贊成せる乎蓋し大隈出でずむば内閣改造の事成す可からざればなり今や彼は京攝の間に優悠して復た人世に意なきが如しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之に贊成をしてゐるやうな口調であります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...必ずしも一々阮元の議論に贊成すると云ふ譯には參りませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...それまでは史論家も斷代史に贊成するといふ風であつた...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...上天無聲無臭贊歎の理など...
西周 「尚白箚記」
...萬民翼贊の原理である...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...職業の爲に――位地の爲とは言はない――教育することは誰しも大いに贊成する所である...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...一も二もなくガラツ八の意見に贊成して了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その點は僕は不贊成であります...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...と幾度びか其處に行つた經驗のある或る友人も私のその計畫に贊成して呉れたので早速私は重い原稿を提げて登つて來たのであつた...
若山牧水 「比叡山」
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