例文・使い方一覧でみる「賭」の意味

...という生命（いのち）を賭（と）した... という生命を賭したの読み方
泉鏡花「開扉一妖帖」

...――小銭を投げて穴の中へ入ったものな取る子供のやる賭戯... ――小銭を投げて穴の中へ入ったものな取る子供のやる賭戯の読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...「五十ポンドに対して百ポンドでも賭けよう... 「五十ポンドに対して百ポンドでも賭けようの読み方
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...賭博（とばく）に耽（ふけ）り... 賭博に耽りの読み方
橘外男「グリュックスブルグ王室異聞」

...その手元には出納の賭札（ブウルポア）が手ぎわよく積まれてある... その手元には出納の賭札が手ぎわよく積まれてあるの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...まったく賭事（かけごと）みたいな沙汰（さた）らしく見えるのであった... まったく賭事みたいな沙汰らしく見えるのであったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...――賭事の争いらしかったが... ――賭事の争いらしかったがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...此の場合に於ては賭博もまた靈性を有す... 此の場合に於ては賭博もまた靈性を有すの読み方
萩原朔太郎「散文詩・詩的散文」

...「当時（一八一七年）ロンドンでの賭の割合は八対二... 「当時ロンドンでの賭の割合は八対二の読み方
久生十蘭「フランス伯Ｎ・Ｂ」

...国家の恥辱（ちじょく）を賭（と）して... 国家の恥辱を賭しての読み方
福田英子「妾の半生涯」

...身命と地位を賭して行政官の威圧を防禦し... 身命と地位を賭して行政官の威圧を防禦しの読み方
穂積陳重「法窓夜話」

...更にもう一ポンド賭けましょう... 更にもう一ポンド賭けましょうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「ギルレイ」

...おめえさんは完全に賭けを牛耳れる... おめえさんは完全に賭けを牛耳れるの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...十歳の時『史記』の講義を聴くに田忌（でんき）千金を賭け逐射した時孫子忌に教えてその下駟（かし）と敵の上駟と与（あわ）さしめ無論一度負ける... 十歳の時『史記』の講義を聴くに田忌千金を賭け逐射した時孫子忌に教えてその下駟と敵の上駟と与さしめ無論一度負けるの読み方
南方熊楠「十二支考」

...ここの競馬倶楽部は国際的なスポーツ熱と上海式な賭博本能をあおる組織にできていた...
吉川英治「かんかん虫は唄う」

...男子の生涯を賭（と）して... 男子の生涯を賭しての読み方
吉川英治「三国志」

...――乱を見て、身の不遇を、宮方へ寄せる者が多かった時流とおなじように、野望の賭けを、こんなさい、途上の東国勢に寄せて来る郷民まがいの武士もまた少なからずあったことが窺（うかが）われる...
吉川英治「私本太平記」

...身命を賭（と）しても... 身命を賭してもの読み方
吉川英治「茶漬三略」

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