...お前は今お前のライフの絶頂に立つてゐるのかと自ら質問する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...「今年はどちらへ」と質問することである...
石川欣一 「山を思う」
...質問する自分の非なることが直ぐ分る時と分らぬ時がある...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...彼らにいろいろ質問することによって...
海野十三 「三十年後の世界」
...吾々が質問するというようなことも...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三角形がアークという言葉を知っていたことになりましょう」と質問する...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...「あすは誰の番かな」とややありて髯が質問する...
夏目漱石 「倫敦塔」
...わかっているのにそれはなんだと質問する...
久生十蘭 「だいこん」
...かつ君に質問することあり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...「あちらで山登りでもなさいましたか?」紳士が質問する...
堀辰雄 「エトランジェ」
...「君は茉莉に會はなかつたか?」一人が僕に質問する...
堀辰雄 「眠れる人」
...玄関わきのドウダンツツジについて質問する...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...」「では、君に質問するが、君は十四歳の膝といふものを僕に見せてくれたことがあるかどうか、いまこの機會をのがしたら僕は十四歳の膝を見ることが生涯にないのだ...
室生犀星 「末野女」
...質問することさえもあった...
山本周五郎 「似而非物語」
...なにか積極的な計画をもちだしたと思えるふしがあるんだ」「ちょっと質問するがね」半之助はまた団扇を取って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「わからなければモウ一つ質問する」軍医大佐は一歩前進して自分の背後を指した...
夢野久作 「戦場」
...大きなアカシヤの木の蔭の青く塗つた長椅子(バンク)で新聞を読んだり小犬をあやしたりして居るのを見附けて質問する事もあつたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この寒気(かんき)に、しかも夜、河の中へなど身を沈めて」と、質問すると、ふたりは異口同音に、「おわらい下さい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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