...訊問の中心は皇室に對するわたしの考へを質すにありました...
石川三四郎 「浪」
...彼はその聞いてゆくうちに疑問が生じてそれを質すまではいいのですが...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...物質すなわちエネルギーとなる訳である...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...ただその幾何学的性質すなわちその形状と空間的排列とその運動とのみによって偶然的なる「無常」の現象を説明しようとしたのが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...後に之が政党に変質することによって社大党との対立を招くことを恐れて支持を止めたのであるが...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...自然の味を変質するのが料理法であるならば...
豊島与志雄 「「自然」」
...天然の美味を変質するために...
豊島与志雄 「「自然」」
...そして詩が本質する精神は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すべて倫理感の本質するところは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...変質するとかいうことは絶対にない...
久生十蘭 「南極記」
...実感で試験をせんと自分の性質すら能(よ)く分らぬ男だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...どうもすこし神経質すぎるようだ...
堀辰雄 「楡の家」
...マルクスは『神聖家族』においてフランスの唯物論と対質するに際して...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...マルクスは『神聖家族』に於てフランスの唯物論と對質するに際して...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...性質すこぶる黠(ずる)く常に群を成し小獣を榛中に取り囲み逃路に番兵を配りその王叫び指揮して一同榛に入り駆け出し伏兵に捕えしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...変化変質することもあれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さて危機だと見ると蝉脱するがごとく翻然と転質する気力がある...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...「いかなるわけか」と質すと...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??