...その性質すでに時間上...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ただその幾何学的性質すなわちその形状と空間的排列とその運動とのみによって偶然的なる「無常」の現象を説明しようとしたのが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...髪の毛の性質すらも精密な検査を行った...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...神經質すぎる人にとつては...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...その文學の本質する精神は...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...内容の本質する点を指すのであるから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すべて倫理感の本質するところは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...変質するとかいうことは絶対にない...
久生十蘭 「南極記」
...肝臓は血色鮮明にして器質すこぶる健全...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...「青猫」の本質するものは...
堀辰雄 「「青猫」について」
...どうもすこし神経質すぎるようだ...
堀辰雄 「菜穂子」
...マルクスは『神聖家族』においてフランスの唯物論と対質するに際して...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...何人もこれと對質すべく迫られてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...幼少の頃読んだ物の名は忘れたが、浪人が家主方へ招かれ談して帰った跡で、その席に置いた金が見えず、浪人に質すと、われ貧に苦しみて盗めりとて謝罪し、早速一人娘を遊女に売って償却した...
南方熊楠 「十二支考」
...萩野さんに質すに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さて危機だと見ると蝉脱するがごとく翻然と転質する気力がある...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...「いかなるわけか」と質すと...
吉川英治 「三国志」
...インド攻略に変質することによって...
和辻哲郎 「鎖国」
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