...身軽に砲口まで腹這(はらば)って行き...
芥川龍之介 「三つの窓」
...丑之助が身軽に入つて了つた...
石川啄木 「天鵞絨」
...その自転車へも荷物台へ身軽にまたがって山路を運んで貰うことを心得ている...
高野六郎 「小島の春」
...ひらと身軽に雨の街路に躍り出て...
太宰治 「新樹の言葉」
...話は自然身軽になってからのことにしなければならんがね...
徳田秋声 「黴」
...身軽に旅に出て今日まで来たのはいいが...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...お滝の部屋の窓から身軽に飛出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身軽に出立(いでた)っていた...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...身軽になつて働きたいのよ...
林芙美子 「浮雲」
...いつそう身軽になつた気がした...
林芙美子 「浮雲」
...船員は全部赤いジヤケツを身軽に着込み...
三岸好太郎 「黄色い鋼鉄船」
...多数の人はつれずに身軽に網代車に乗り...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それだけ自由に身軽になる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大助が身軽に立っていった...
山本周五郎 「新潮記」
...来たら出来るだけ身軽にしとかんと不可(いか)んと思いまして...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...お身軽には参りますまいな」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこかこの近くの藪(やぶ)の中に――そうだ木の根へでも一時縛りつけておいて――身軽になっておくことが先だ」「ウム...
吉川英治 「宮本武蔵」
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