...竹見がましらのように身軽にのぼっていったのを...
海野十三 「火薬船」
...彼女は案内者に荷物を任せて身軽に登って来た...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...身軽になってから出直して来るように言っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...閉じた眼が、がんりきの面(かお)に向いて輝くような心持がしますから、「あ、危ねえ」がんりきは、楢の木の蔭に居堪(いたたま)らないで、身軽に飛んで、高さ一丈余りある国境(くにざかい)の道標の後ろへ避ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...」あの老人が山へはいると仙人のように身軽になって...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...自分は当分身軽になつて働くつて...
林芙美子 「浮雲」
...身軽にさへなれば...
林芙美子 「浮雲」
...身軽に前口(まえぐち)へ飛びこんだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...身軽になりたい一心で...
久生十蘭 「海難記」
...身軽にロープに取りつくと...
久生十蘭 「地底獣国」
...身軽になりたい一心でわれ勝ちに装備を捨てた...
久生十蘭 「ノア」
...身軽に舷梯(げんてい)をかけ下りて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...何処まで行くんだい』側にいた三十がらみの――この船の客のうちではいちばん都会人らしい――手甲脚絆(きゃはん)で身軽に装った町人が話しかけた...
吉川英治 「篝火の女」
...身軽に扮装(いでた)ち...
吉川英治 「剣の四君子」
...陳武も身軽にいでたち...
吉川英治 「三国志」
...身軽になって背中へ負った...
吉川英治 「新書太閤記」
...身軽にはなれません」「じゃあ今夜は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...茶店で草鞋を買って下駄に代え尻端折の身軽になりながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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