...その急な階段を一人の女性がいと身軽にとぶように下りて来た...
海野十三 「階段」
...要領(ようりょう)よく身軽に...
海野十三 「恐竜島」
...屋上へ行って見ましょう」幸子は懐中電灯を照らしながら身軽に階段を踏んで...
野村胡堂 「九つの鍵」
...お滝の部屋の窓から身軽に飛出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」輝かしい顔で、こういい終りますと、ラム・ダスは額手礼(サラアム)をして、身軽に、音も立てずに、天窓から抜け出して行きました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...身軽に逃げのびて...
原民喜 「火の踵」
...身軽になりたい一心でわれ勝ちに装備を捨てた...
久生十蘭 「ノア」
...足拵え身軽にして...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...多数の人はつれずに身軽に網代車に乗り...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美しい風采(ふうさい)の若い高官が身軽に来てくれたことは貴女たちをさえ感激させたのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鼠(むささび)のように身軽に...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...代りに桶と杓(ひさご)をもらって往こう」「これはどうもお手数(てかず)でございました」安寿は身軽に立って...
森鴎外 「山椒大夫」
...そうぬかすだろうと思ってたんだ」六助は身軽に立って来た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...身軽に先へいそいで帰れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...身軽になって背中へ負った...
吉川英治 「新書太閤記」
...お身軽には参りますまいな」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分ひとりで身軽に扮装(いでたち)を着更(きか)えてしまった...
吉川英治 「源頼朝」
...茶店で草鞋を買って下駄に代え尻端折の身軽になりながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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