...千の利休等の心霊の消息を質問したり...
芥川龍之介 「河童」
...併し過去に實現せられたる民族的特質の外に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...)ところどころに蝋質の白い天花粉などくつつけて...
薄田泣菫 「独楽園」
...物質乃至エネルギーの可能的な諸転換の内から...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...或いは自由主義のごく思いつき的な悪質の論文をバックに持って来て見たり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...わがロシヤのロマン派の特質はヨーロッパの現実ばなれ人種とは対蹠的なもので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...分泌物または排出物内の病的物質に反対作用をしたり排除したりする...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ヴァイオリンは楽器であるかという質問に同じく...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「貴方はまだ放っていたんですか! これは一体どういうことですか? 貴方も他の連中と変わらないんですか?」爺さんが彼に問い質した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...また質屋の土蔵に取りついて部屋へ帰った...
久生十蘭 「魔都」
...質素倹約も顧みるに遑(いとま)あらず...
福沢諭吉 「教育の事」
...あなたの言質(げんち)だけで十分ですよ」ジョージ卿がこれにはころり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...本質においては同じく被害者であることを知って...
宮本百合子 「女の手帖」
...はげしい性質の人であるからと大将は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...シエクスピイヤが詩の質を逍遙が評のうちに求めたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そうして何より職人気質(かたぎ)が残っているのである...
柳宗悦 「陸中雑記」
...また、何よりは、この辺の土質は、小石もない山砂で、岩磐の尖りや石ころもなく、騎馬の場合、馬のひづめを傷める惧(おそ)れがないということも考え合わせられる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あの特質が形を変えて内から働き出し...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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