...第四階級も決して全部同質なものでないと僕は信ずるのだ...
有島武郎 「片信」
...要するに物質的の進歩が...
淡島寒月 「活動写真」
...物質的な實業界から政治界に及び...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...人間に遍(あまね)く異常性素質の潜在していることを指摘し...
海野十三 「キド効果」
...その点で日本とギリシャとは性質は全く異っても美の世界に於ける二つの大道康衢(こうく)を成すものである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...誰かエレディヤを研究した人はないかと質(ただ)した...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...地図についてくわしく問い質(ただ)すことにして...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...併しそれが人間の口から如何の斯うのつて問題になるべき性質のものぢやないなあ...
中原中也 「その頃の生活」
...こういう性質(たち)の人と正反対に生みつけられた彼は...
夏目漱石 「明暗」
...その人の氣質に不純な濁つたものがありとすれば...
南部修太郎 「氣質と文章」
...なお虎(とら)の驍悍勁(ぎょうかんけいれい)なる質を修めたら...
新渡戸稲造 「自警録」
...本質に於ては、やはり象形によって音楽のように情象するので、決して小説の如く描写しているのではない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それは本質上存在の變形に過ぎぬであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...「ハムレット」が書かれた時代のようすが一通り頭へはいると、こんどはハムレットの生国のデンマークの研究にかかり、デンマーク公使館の、ヌルデンシェルトから参考書を借りだし、十六世紀頃の法律、制度、文化、国民的気質、日常生活と、やすむひまなく追求をつづけ、ようやくのことでそのほうが一段落つくと、いよいよ本腰をすえて脚本の解釈にかかり、ダイトンやカッセルの注釈本を参考にして、So とか Such とか That とか、そんな簡単な言葉についてもいちいちアクションをかんがえる...
久生十蘭 「ハムレット」
...強欲で神経質で物乞いのようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...* 自然科学のかくのごとき性質については...
三木清 「科学批判の課題」
...質素な器物が徳から遠いものだと考えることはできないのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
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