...現在の俺に興味のある問題は吾人の本質的要求は何ぞやと云ふ事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...もっともこれらの暗い星は必ずしも質量が小さいとは限らないであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...今の質問にイエスとかノウとか...
海野十三 「金属人間」
...だが手前たちがどんな質(たち)の連中か己は知ってる...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...道徳は相對の價値を有するを以て本來の性質と爲す...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...せっせと質屋がよいをはじめ...
太宰治 「人間失格」
...νの各数はともかくも統計的になんとかして求められうる性質のものである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...或いは広い意味に於けるジャーナリズムの本質は(之に就いては後に述べようと思うのであるが)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この規範の故に所謂等質的空間が何かの意味に於て終局的なものとして現われたに過ぎない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...いずれも蛋白質の味しかしないのである...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...仕事に神経質な平次はどうしても諦め切れません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おたがいに非常に神経質で頑固で...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...全体(ぜんたい)が健康(じようぶ)といふ質(たち)でなければ時候(じこう)の替(かは)り目(め)などは殊(こと)さら注意(ちうい)せねば惡(わ)るし...
樋口一葉 「經つくゑ」
...我々が物質よりいっそう不明瞭かつ不明確だと想いがちな心の性質において...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...質草を取り戻してやろう」「もし成功したら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...この重厚さもブルジョア気質の重要な性属――すくなくとも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...○犢は蛋白質壱割六分五厘、脂肪壱割五分八厘、鉱物質四分七厘、他は水分なり...
村井弦斎 「食道楽」
...おのおのその民族の特質を最も好く活かしている事実に...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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