...寧ろ公の人格に賦与せられたる天品なればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...百宋一廛賦といふものを作つてその藏書の富んでゐることを褒め立てなどしたので...
内藤湖南 「藏書家の話」
...実は幅の広い瀑(たき)を月賦(げっぷ)に引き延ばしたくらいなものである...
夏目漱石 「坑夫」
...六十回でいい月賦を生涯(しょうがい)払って正当だと考える連中だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...藤左衞門はさつと禁制の賦に眼を走らせます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...受取ったのは利息の外に月賦の金を入れて三両二分」「――」「三軒目の宇田川町の呉服屋――相模屋清兵衛のところへ行ったのは戌刻(いつつ)半(九時)」「待ってくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたかも人の天賦に備わりて偶然に発起するものなりといえども...
福沢諭吉 「文明教育論」
...日本の野猪にはその稟賦(ひんぷ)を欠くか...
南方熊楠 「十二支考」
...自分よりよほど立ちまさった天賦としてそれを見て居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「宿尾道駅、菅先生追送至此、迎飲于其門人油元助家、先生有詩、次韻賦呈...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...賦性豪邁なる柏軒は福山に奉職することを欲せず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(Seneca.)人に此心を賦して其種屬を存續せしむるのは自然の詭謀である...
森鴎外 「古い手帳から」
...実によい天賦をめぐまれていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前の皇帝たちが取り立てていた賦課の大部分を撤廃した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...賦課せらるべきである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして金のみが貨幣として用いられると仮定すれば彼が金に対し大なる租税を賦課するとするならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...救貧税は農業者が実際彼れの地主に支払う地代に従っては賦課されはしない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...社命で止むなく大嫌ひの洋服を月賦で作つたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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