...到底天賦の性情の粗雑なる男子の出来る仕事でない...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...この目的のために神から賦與せられた或る能力が私に必要であるのではなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...日本人がせめて入國を許し天賦の富の調査を許してくれたらよいのだ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...星巌が不忍池十詠の中霽雪を賦して「天公調二玉粉一...
永井荷風 「上野」
...賦役とはいうものの...
中村地平 「霧の蕃社」
...恐るべき直観力とを兼ね備えた稀(ま)れな天賦(てんぷ)の人であったことを初めて知った...
中谷宇吉郎 「島津斉彬公」
...それにいろいろな物性を賦与(ふよ)するのも自然の勢いである...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...万世不易の真理とまで信ぜられていた自然法主義および天賦人権説に対(むか)って反対の第一矢を放ったる耳新しき実利主義と...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これがすなわち天から我等に賦課せられた最も重大な人間の責任である...
牧野富太郎 「植物記」
......
宮沢賢治 「饗宴」
...「巣鴨村有藝戸数十、毎戸栽菊、培養頗精、有高丈許、枝亦数尺者、繊竹構※、巧造人物禽獣山水楼閣舟車之状、至花時、都人看者為群、漫賦一絶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頼氏では石川藤陰(とういん)が元旦に水西荘にあつて詩を賦した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我々は故意に自然から賦与されている理性の掟にさからっているのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実によい天賦をめぐまれていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...賦此以似晴波浩蕩一帆遅...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その広い天賦(てんぷ)の平地も...
吉川英治 「鬼」
...そして常に資本の負担に帰すべき租税を決して賦課しないというのが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...他に類例のない感じを賦与(ふよ)しているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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