...健全なる社会状態の幸福と真理とは唯だ賢明なる少数者の妥協せざる熱心と勇気と決断によつて実現せられるのである...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...」「賢明な行動です...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...賢明なる黒田氏が調査せられた通り...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...賢明なる読者は、已にある秘密を推し給いしならん〕二人の人間のくっついた片輪だものですから、私は一日に五度も六度も、あたり前の人の倍も梯子(はしご)をおりて、(中略)そのうちに、秀ちゃんの方に今までと違ったことが起って来ました...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...4.馬鹿や阿呆に對しては己が賢明なる所以を明かにする道は一つしかない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それから優しく賢明な御母堂に就(つ)いてだけ書いたばかりで...
太宰治 「ろまん燈籠」
...この上なく賢明な遣(や)り方です...
谷譲次 「踊る地平線」
...賢明なる編集者達の手によって技術的にチャンと発禁は防止されるような機構が完備している...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...しかも賢明なる精霊が』と老人は語り続けるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...国民の未だ見ざる所を見るの賢明なる人物ならざる可からずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斉彬の賢明なところで...
直木三十五 「南国太平記」
...彼等の批判は賢明なのか...
中島敦 「光と風と夢」
...流石賢明なあなたも考えられないと見えます...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...やがて大きな松の並樹――それは尚敬王の時代に蔡温が植ゑた賢明な施設である――のある街道所謂宜野灣の松原に出で...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...しかしこの常識には賢明な処世法が示されている...
三木清 「人生論ノート」
...人間も賢明ならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは決して決して和合に至る賢明な道とはならぬ...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...これは島々の経済を無駄な競争から救う賢明な道であったと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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