...賢明な批評家のなすべき事は...
芥川龍之介 「芸術その他」
...最も賢明なものに相違ない...
芥川龍之介 「忠義」
...しかし賢明なる読者は...
海野十三 「海底大陸」
...賢明なる読者は、已にある秘密を推し給いしならん〕二人の人間のくっついた片輪だものですから、私は一日に五度も六度も、あたり前の人の倍も梯子(はしご)をおりて、(中略)そのうちに、秀ちゃんの方に今までと違ったことが起って来ました...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そういう賢明な婦人は別として...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...寧ろ賢明な首尾一貫と云わねばならぬ...
戸坂潤 「技術の哲学」
...なるべく学風に適した生徒を取るように賢明な裁断を下すべきだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...大変賢明なことだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...反抗しないで寛大であるのがすなわち賢明なやり方だと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実行に少しも困難でない賢明なやり方であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...賢明(けんめい)な老博士が賢明な沈黙(ちんもく)を守っているのを見て...
中島敦 「文字禍」
...賢明な教師は、原始基督教徒の樣々な困苦艱難や、殉教者の苦難や、十字架を負ひて我に從へと弟子たちを導き給ふ、我等の尊き主御自身の御教訓や、その他、『人はパンのみにて生くる者に非ず、唯神の凡の言(ことば)による』といふ主の御戒(いまし)め、或は『若し爾曹(なんぢら)我が爲に飢ゑ渇(かわ)く事あらば爾曹(なんぢら)幸なり』といふ主の御慰めなど、すべてこれらを引用する機會をそこに持つ譯です...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何と賢明な方法だろう―――と檻の中でさえ消滅しなかった組織がどこで消滅しうるか?………書店の棚につまれたサヴェートの報告書は...
槇村浩 「野兎の歌」
...神の賢明な計画である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これにもまして賢明な心づかいがあろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...賢明な表現法ではない...
吉川英治 「折々の記」
...有害かつ不賢明な干渉がなければ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...この困難から免れるのが賢明な遣り方である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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