...賢明なる閣下に、それがおわかりにならぬはずはないと存じますが」閣下は、アサリ女史の言葉に反対はしなかった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...何ぴとも人間の生活の公平もしくは賢明な観察者であることはできない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これは賢明な昔の施設物の一つで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...」「賢明な処置です...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...賢明なる編集者達の手によって技術的にチャンと発禁は防止されるような機構が完備している...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あまり賢明なこととは思われない...
戸坂潤 「読書法」
...賢明な処置と云うべきだそうだった...
豊島与志雄 「死の前後」
...謙虚にぶつかることです」賢明な者は黙っている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それは賢明なる読者諸君の御推察に任せることとして...
久生十蘭 「魔都」
...確かに賢明なことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして、賢明なあなたは、そういう意味であの作品が含有している作家史的意味の重大さ及び、作家の才能の真の発展と社会的、境遇的事情との相関関係についての意味深い暗示を与えていることをよく理解していらっしゃるでしょうから...
宮本百合子 「含蓄ある歳月」
...「人生の頼みがたさから賢明な帝王さえ御位(みくらい)をお去りになるのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼が自身の命をそれに捨てたのも賢明なことではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...賢明な迦葉(かしょう)もやはりそんな心があって舞をしたりしたものでしょうか」などと言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...より満足した・より賢明な・人となることができるか」と求めているのだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家名の存続を保つことの賢明なことをすすめてあった...
吉川英治 「三国志」
...賢明な策ではございますまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...賢明な読者は、疾(と)く諒(りょう)として下されているものと思う...
吉川英治 「茶漬三略」
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