...彼は賢愚を問わず人を受け入れる人物だ...
...賢愚な人物を見分ける力は大切だ...
...彼の賢愚の判断力は信頼できる...
...賢愚に関係なく、誰でも自由に発言できる社会が望ましい...
...彼女は賢愚を超えた独自の世界観を持っている...
...この劫(こふ)に遇ふものは賢愚倶(とも)に滅びてしまふ...
芥川龍之介 「鴉片」
...むろん人間(にんげん)には、賢愚(けんぐ)、善悪(ぜんあく)、大小(だいしょう)、高下(こうげ)、さまざまの等差(とうさ)があるので、仏教(ぶっきょう)の方便(ほうべん)も穴勝(あながち)悪(わる)いものでもなく、迷(まよ)いの深(ふか)い者(もの)、判(わか)りのわるい者(もの)には、しばらくこちらで極楽浄土(ごくらくじょうど)の夢(ゆめ)なりと見(み)せて仏式(ぶっしき)で修行(しゅぎょう)させるのも却(かえ)ってよいでもあろう...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...賢愚の程度を代表するものなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...賢愚、善悪、美醜を問わず、いずれも神の子であるという自覚をもって敬愛することが大事です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...賢愚おしなべて哀れはかない運命の波に浮沈する盲亀の面貌である...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...その性質の善悪賢愚等については何も聞き込んだことはなかった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...章魚を最初に食した人間はよほどの人間(賢愚によらず)であつたに違ひない...
種田山頭火 「其中日記」
...老若賢愚比較論である...
寺田寅彦 「猿の顔」
...然(しか)らば子の賢愚善悪に関わる所なれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...賢愚いずれの方へはみ出しているか見当がつかなかった...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...賢愚不肖とも名状すべからざる狂想を演じつつある先生だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...賢愚と等しく交わり...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...始テ善惡賢愚ノ差別アルナリ...
南方熊楠 「作文三篇」
...海神は離越これなりとある(『賢愚因縁経』八)...
南方熊楠 「十二支考」
...また『賢愚因縁経』十二に...
南方熊楠 「十二支考」
...「人間界上下賢愚一同に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...賢愚善悪の別の如きは多くの意味を持たない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...老幼賢愚の隔意なく胸襟(きょうきん)を開いて平々凡々に茶を啜(すす)り...
夢野久作 「近世快人伝」
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