...蕪村の小説的構想などを前人未発のやうに賞揚するのは甚だしい片手落ちの批判である...   
芥川龍之介  「芭蕉雑記」 
...利害の大関係ある余の自国に関する余の観念は他国人のこの国に対する観念よりも健全にして確実なりと信ずるは決して自身を賞揚するのはなはだしきものというべからざるなり...   
内村鑑三  「基督信徒のなぐさめ」 
...之を以てイエスの熱心を賞揚すると同時に彼の思想の未だ猶太思想の旧套を脱卻する能わざりしを憐む...   
内村鑑三  「聖書の読方」 
...歓之助の強味を賞揚すると...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...それを賞揚するなら...   
平林初之輔  「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」 
...それを賞揚するなら...   
平林初之輔  「政治的価値と芸術的価値」 
...その稿が幸ひにも大いに滝田氏の賞揚するところとなり...   
牧野信一  「好色夢」 
...敵の徳を賞揚するのあまり...   
吉川英治  「私本太平記」 
...その功労を賞揚することも...   
吉川英治  「新書太閤記」 
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