...実に記録的なる怪々事件ですな」袋探偵は...
海野十三 「すり替え怪画」
...阪神間にあの記録的な悲惨事を齎(もたら)した大水害を起そうとは誰にも考え及ばなかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...美濃部問題や滝川問題に負けず記録的なものだ...
戸坂潤 「社会時評」
...記録的なものとされている...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...確かに記録的なものではある...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...記録的なものでもなく宣伝的なものでもないただ一短篇を書くに当って...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...記録的なものにせよ...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...記録的な旅行記を書いたマルコ・ポーロを...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...記録的な賣行を示した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そのワラタ号と別れてから記録的な大暴風雨に襲われ...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...じつに長期に亘(わた)って人知れぬ努力を払わせられた記録的なものだという...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...あんなに愛誦されている世の中にあの記録的な「松ヶ鼻の渡し」の闘いを...
槇村浩 「田木繁に」
...全く記録的な祝われぶりでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...記録的な構成の中に小説的な要素を持ちこんで...
三好十郎 「恐怖の季節」
...また部分としても最も大きな部分を占めている記録的な要素がザッハリッヒに「物それ自体」として来る以前に「ザッハリッヒな感じを生み出すための小説作法」として来てしまうのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...と記録的な足痕(あしあと)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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