...さつそく大好物のうるかを賞味する...
種田山頭火 「其中日記」
...もとより銭なし!S君のお土産赤大根を賞味する...
種田山頭火 「其中日記」
...みんないつしよに――奥さんも子供さんも――南禅寺境内の豆腐料理を賞味する...
種田山頭火 「旅日記」
...メキシコ人の飲料メキシコや中央アメリカ辺で一般に飲料として賞味するパルクというものがある...
寺田寅彦 「話の種」
...またある富商は常に野菜の走りを賞味することを好むものなるが...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それを賞味するのを...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼は刈手たちの仲間いりをして大好物の水団を賞味するのも忘れて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...随分と長い間賞味することが出来る訳だ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一般には誰も生ま薯を賞味することはない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...というと日本でも生きた泥鰌(どじょう)を豆腐と一所に煮てその豆腐に穿(うが)ち入りて死したのを賞味する人もあるから...
南方熊楠 「十二支考」
...加茂(かも)川の石臥(いしぶし)などというような魚を見る前で調理させて賞味するのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人知れず賞味する者があっての精品であり価格でもあろう...
柳宗悦 「全羅紀行」
...松江の鱸(すずき)を鱠(なます)にして賞味するときには...
吉川英治 「三国志」
...賞味するのがつねであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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