...文壇及それ以外の鑑賞家の氏に対する評価の大小に...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...……不忍(しのばず)の池(いけ)で懸賞(けんしやう)づきの不思議(ふしぎ)な競爭(きやうさう)があつて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...とにかく事実一等にあたって二十万円とか百万円とかの賞金をつかむ人が...
海野十三 「金属人間」
...髪さへ賞(ほ)めて貰へばそれで満足してゐるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...賞品をもらう真似をして...
太宰治 「おしゃれ童子」
...来春は三度目の入賞を得るであろうという巷間もっぱらの噂なのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...また他の評家はこれをこの作家の最も完璧な傑作と激賞し...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...我のすぐ後恩賞を汝手中に受取らむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」M君が賞讃した...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...松莚子宅にて玄文社懸賞脚本の選評をなす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...懸賞は大出来だったョ云々...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「これは面白い」と余も簡単に賞(ほ)めた...
夏目漱石 「草枕」
...小田原行は遊賞のためで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鑑賞家や歴史家や美学者達からも正当な認識を受けることなく放置せられたものでした...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...過去に堆積された女から賞讃され続けて来た理由はこうである...
横光利一 「上海」
...「いずれ恩賞は望みにまかすぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...こんどは彼の背にある大太刀を賞(ほ)めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その作品を芸術的に鑑賞し得ずただその作品から肉感的な煽動を受けるのみであるところの公衆が存在するという事実である...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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