...そういうわけであるから連句の場合には特に創作心理と鑑賞心理との区別を立てて考察する必要があるのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...近頃大きな賞をお獲りになったという?』と相手が言いましたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...警察に忠言を与えたり賞与を与えたりすることが出来たろう...
戸坂潤 「社会時評」
...わたしを賞(ほ)めない人はありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒は百薬の長なりと賞(ほ)めて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...有名な交声曲(カンタータ)「蕩児(とうじ)」が一等賞になった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一等賞を取れば五千法...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ついに実用から移って鑑賞花草となったものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...多数の人が賞美する者必ずしも美ならず...
正岡子規 「俳諧大要」
...蕪村集を得来りし者には賞を与へんと...
正岡子規 「俳人蕪村」
...苦心慘澹をしながらめたん子は誰に一等賞をあたへるかに...
室生犀星 「めたん子傳」
...どんなに姿が風流(みやび)で眉目容(みめかたち)が美しかろうと賞(ほ)めちぎッて話された...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...歎賞しておりさえすればよいのであって...
柳田国男 「雪国の春」
...有名な英国のロスチャイルドってえ億万長者の二男でしたか三男でしたかが十万ポンドの懸賞付きで探したことがあるってえ仲間の無駄話を...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...日本は立派だったと賞めてさえいるのです...
横光利一 「旅愁」
...こんなことに暇どっている一方、曹操は毎日、荊州の治安やら旧臣の処置やら、また賞罰の事、新令発布の事など、限りもない政務に忙殺されていた...
吉川英治 「三国志」
...銭(ぜに)三千貫の賞を懸けて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「私の夢」を観賞しているのです……...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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