...一人の子を失いて十人の子を新たに賜わるも...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...陛下の御もとにお願いしてわたしに賜わるようにしてくれ」と仰せられました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その敷地として畏くも高松宮様から御所有地を賜わるということである...
戸坂潤 「社会時評」
...小生に賜わる恩恵は報いらるるべき所これ有り候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...天より賜わる性格はこの時始めて第一義において躍動する...
夏目漱石 「虞美人草」
...支那の古え特遇の大臣に賜わるほど故その肉は勝(すぐ)れて旨(うま)いらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...酒杯を賜わる時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現代の帝王の御女(おんむすめ)を賜わるといっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ権兵衛殿に死を賜わるとなったら...
森鴎外 「阿部一族」
...永く記録されるような功績に対して賜わるものなのに...
山本周五郎 「風流太平記」
...二品を賜わる時、帝は意味ありげに、御眼をもって、何事か、暗示された気がする...
吉川英治 「三国志」
...また万一には天子から官爵をくだし賜わるかも知れません...
吉川英治 「三国志」
...「てまえの寸功に恩賞を賜わるかわりとして...
吉川英治 「三国志」
...お認(したた)め賜わるわけにまいりますまいか」これだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...枕頭に慇懃(いんぎん)の使者を賜わることも幾度とあっては...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...見せて賜わるわけにはゆくまいか...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...お願い事があるのじゃが」「何ですか」「きき入れてくれるか」「仰っしゃってご覧(ろう)じませ」「小刀と木切れを賜わるまいか」「小刀を」「さればよ...
吉川英治 「源頼朝」
...何とかお救い賜わるよう...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索