...賑々(にぎにぎ)しく埋めてある...
石川啄木 「菊池君」
...賑々しく景気を附けてはいないかと思ったからである...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...賑々しく学界に船出して以来...
知里真志保 「アイヌ語学」
...現在の文芸評論の賑々しさやその哲学らしいものとの合体は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これも頗る賑々しい事であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なんという賑々(にぎにぎ)しい人だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...お出人(でいり)の町人(てうにん)お歳暮(せいぼ)持參(ぢさん)するものお勝手(かつて)に賑々(にぎ/\)しく...
樋口一葉 「われから」
...この賑々しき人生をなぜ韜晦されるのか...
久生十蘭 「魔都」
...賑々(にぎにぎ)しくも帰れることよ...
福田英子 「妾の半生涯」
...夕刻雨止みて一同にて手製の食事を賑々しく終へたる後...
牧野信一 「淡雪」
...常に祭礼の如く賑々しく...
牧野信一 「小川の流れ」
...ちよつと美しい娘がゐる居酒屋を出発点にして賑々しく発足した...
牧野信一 「喜劇考」
...駒の脚さばき賑々しく次第に近寄つて来る光景を...
牧野信一 「馬上の春」
...世にも怪奇瑰麗な賑々しい騒ぎであつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...四(し)丁目の三味線太鼓早間(はやま)に賑々しく地囃子が...
正岡容 「小説 圓朝」
...街にはもっと賑々(にぎにぎ)しくあふれていた...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...見送りの百姓達で家の表、賑々しい...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...いつ賑々(にぎにぎ)しく木戸が開くのか...
吉川英治 「江戸三国志」
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