...たのもしいじゃあございませんか...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...こんななかに「縁」のような作者の居るのは甚だたのもしい気がします...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...」たのもしい限りである...
太宰治 「津軽」
...四十歳、女もしかし、四十になると、……いつもお小遣(こづか)い銭(せん)を持っているから、たのもしい...
太宰治 「渡り鳥」
...『おらが春』を読みましたよ」「おらが春――たのもしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...例のたのもしい旧友を引入れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...たのもしい若者でも見るやうに...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...たのもしい連合(つれあひ)である...
長谷川時雨 「下町娘」
...ものすごくもたのもしい勇姿をあらわしたのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...サンタクロースがたのもしい妖精たちのところへ帰ってきたのです! ふさふさとしたひげが風にたなびき...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...たくさんのたのもしいお友だちがいて...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...本人の身の上にたのもしい効果をおよぼすということを経験して...
柳田国男 「母の手毬歌」
...芥(あくた)の如き大軍をかき分けて、孫堅とやらを始め、曹操、袁紹など逆徒に加担の諸侯の首を、一々大地に梟(か)けならべてご覧に入れん」「いや、たのもしい」と、董卓も大いによろこんで、「そちがおればこそ儂(み)も枕を高くして、安臥(やすう)しておられるのだ...
吉川英治 「三国志」
...たのもしい同情者として...
吉川英治 「私本太平記」
...「たのもしい楠木殿」「わが多聞兵衛(たもんびょうえ)どの」と...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれは由縁(ゆかり)へお身を潜めているものと思われますから」「む! たのもしい」尊氏は俄に一縷(いちる)の光を見いだしたようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「たのもしい」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...たのもしいか分らない」「そんなのではございません」又四郎は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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