...こんななかに「縁」のような作者の居るのは甚だたのもしい気がします...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...たのもしい心を起さずには置くまい...
高浜虚子 「丸の内」
...この静粛が、たのもしいのだ...
太宰治 「十二月八日」
...」たのもしい限りである...
太宰治 「津軽」
...はつらつとしてたのもしい...
種田山頭火 「其中日記」
...たのもしいよりも怖くなつてきてこまりました...
辻村もと子 「早春箋」
...しかしこういう人はたのもしいところがある...
寺田寅彦 「路傍の草」
...たくさんのたのもしいお友だちがいて...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...奮然と江戸表へ立って武芸修行の一念に向いおったあのたのもしい若者は只今...
吉川英治 「剣難女難」
...たのもしいやつ」孫は可愛いいものという...
吉川英治 「剣の四君子」
...たのもしい面魂(つらだましい)...
吉川英治 「三国志」
...日頃からどう観ておるか」「末たのもしい若者...
吉川英治 「三国志」
...たのもしい一味の同志に見えていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれは由縁(ゆかり)へお身を潜めているものと思われますから」「む! たのもしい」尊氏は俄に一縷(いちる)の光を見いだしたようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「たのもしい」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...一個ずつの重い行嚢(こうのう)をかついで勢揃いしたさまはいかにも物々しくまたたのもしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その性根たのもしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...末たのもしいというのは尊公のような若者じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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