...俺はもうあらゆる異性の友達を失つても之を恨むだけの資格がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そういうのは絶対に資格がない...
高浜虚子 「俳句への道」
...野中さんも一緒に行かないか」「一緒に?」前線には資格がないと行かれない...
高見順 「いやな感じ」
...生きる資格がない...
竹内浩三 「鈍走記」
...資格がないのさ...
太宰治 「新ハムレット」
...これを読む資格がない...
太宰治 「火の鳥」
...供養をうける資格がない(応供に値するものは阿羅漢以上である)...
種田山頭火 「行乞記」
...それが解らぬやうでは新文藝を談ずる資格がないといふやうな意味を言はれたが...
田山録弥 「泡鳴氏の『耽溺』」
...ただし従来いわゆる日本画の教養を受けた人は出品の資格がないという事にして――これはコントロールがむつかしいかもしれないが――そうして新しい日本画を募集してみたらどうであろう...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...「この辺は私もじつはあまり案内者の資格がないようです」桂三郎はそんなことを言いながら...
徳田秋声 「蒼白い月」
...食物に無頓着な男子は人の良人(おっと)たるべき第一の資格がないのですからそんな人物は来なくても構いません」と相(あい)も変(かわ)らず極端説...
村井弦斎 「食道楽」
...そういう人たちは我々の学派にはいる資格がない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰とも共同生活をする資格がないとはいまだに思っている...
山川方夫 「愛のごとく」
...たとえ詩を書く資格がないにしても...
山之口貘 「詩とはなにか」
...君は新聞社の飯を食ふ資格がない...
吉川英治 「折々の記」
...観客としてもはいる資格がない...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ここへ入ってくる資格がない」と……つぶやいていると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おれと同席する資格がない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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