...伝はる資格がない程...
芥川龍之介 「芋粥」
...總て獨創として承認されることを要求する資格がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...言葉の裏に自身は夫婦と云ふものを持續して行く資格がないかの樣にすつかり結婚を思諦めて居る心地が讀まれた...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...知る資格がないやうにきめられてゐました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...野中さんも一緒に行かないか」「一緒に?」前線には資格がないと行かれない...
高見順 「いやな感じ」
...資格がないのさ...
太宰治 「新ハムレット」
...これを読む資格がない...
太宰治 「火の鳥」
...はすべて資格がないんだろうと思うが――を有する老夫婦――五十年経てばたいがい老夫婦に違いあるまいが――なら誰でもはいれて...
谷譲次 「踊る地平線」
...強い刺戟を感受する資格がない...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...もう今日では笑う資格がないことをつくづくと感じます...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...また次の時代には理想が推移して美はとにかく真は是非共あらわさなくては文芸の二字を冠らする資格がないと評します...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...先生は法律家たるの資格がない...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...生きる資格がないとされています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...それでは詩を書く資格がないじゃないかといわれたりする...
山之口貘 「詩とはなにか」
...たとえ詩を書く資格がないにしても...
山之口貘 「詩とはなにか」
...観客としてもはいる資格がない...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その資格がないことを覚った...
吉川英治 「新書太閤記」
...佐幕(さばく)の勤王のという資格がない...
吉川英治 「松のや露八」
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