...そして其の『余分のもの』は賄賂ともなり...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...これ如何(いか)なる世にも贈賄の已(や)み難きゆえんであるが...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...賄が良くないつて言ふのかい...
薄田泣菫 「茶話」
...権力のある中央の大官に賄賂を入れてその罪を遁(のが)れようとした...
田中貢太郎 「虎媛」
...この宿はほんたうによい、何よりもしんせつで、ていねいなのがうれしい、賄もよい、部屋もよい、夜具もよい、――しかも一室一燈一鉢一人だ...
種田山頭火 「行乞記」
...お客さんが自分で賄をする...
種田山頭火 「行乞記」
...また贈賄の容疑者は全国に及ぶかも知れないということである...
戸坂潤 「社会時評」
...賄賂は定まり通り納めてあるので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それは賄(まかない)を呼起して残飯を大鍋へ叩き込んで...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そのうち私の止宿している宿屋へも官軍の賄をせよといって来るし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...税についての裁判の記録には税吏が生産者から賄賂を受け取っている多くの例が見られる...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...賄賂(わいろ)をもらおうとし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...男は明らかにただ賄賂(わいろ)の金額をせり上げるために...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...賄い付き下宿として運営されているこの館はヴォーケ夫人が所有していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...贈収賄は世の中にいっぱいいる凡庸な人間にとっては武器となるものだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...賄賂(わいろ)にもせよ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...賄賂を貪(むさぼ)りおるだろうか」「へへへへ...
吉川英治 「私本太平記」
...賄賂(わいろ)悪徳の風が幅をきかして...
吉川英治 「新・水滸伝」
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