...来た日からでも身上(しんしょう)の賄(まかな)いもしてもらいたいっての...
伊藤左千夫 「春の潮」
...六人もの子供の食事を賄(まかな)うのだから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...贈収賄を取締る視学というようなものは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...校長が収賄したとかしないとかいう道徳問題ではなくて...
戸坂潤 「社会時評」
...まして贈賄してやろうなどとは誰も思う筈はない...
戸坂潤 「社会時評」
...其の意專ら獵官收賄の行動を排斥するに存し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...○近年官吏の収賄(しゅうわい)をなして捕縛せらるるもの数うるに遑(いとま)あらず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...賄(まかな)ひの婆さんや...
林芙美子 「浮雲」
...僕は誰にも賄賂なんかやらないんだから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...それとも抜け目なく贈収賄の手でゆくか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...一念その身の栄耀(えいよう)に汲々(きゅうきゅう)として借金賄賂(わいろ)これ本職たるの有様となりたれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...しまいには正直な人が侫人(ねいじん)に、贈賄者になって、賞罰を明にすることの出来ない4805裁判官は犯罪者の群に入ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それをさせる贈賄の風潮にも...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...柳沢吉保に賄賂(わいろ)をつかい...
吉川英治 「大岡越前」
...何百両とも知れないほどな賄賂(もの)をばら撒(ま)き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その私宅で柴進から莫大な砂金が賄賂(わいろ)されていたことである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御賄所(おまかないじょ)へ行って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その筋へそっと贈(まわ)す賄賂(おくすり)の金を工面していたらしい...
吉川英治 「春の雁」
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