...人間様の方は賄賂が効くさうだが...
内田魯庵 「犬物語」
...賄の婆さんに世話をして貰つて...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...賄賂(わいろ)を取ると極(きま)つたその頃の役人の間(なか)で...
薄田泣菫 「茶話」
...賄(まかな)いはいうまでもなく店持ちである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...賄はいうまでもなく店持ちである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...二年して彼の縉紳(しんしん)は権門に賄賂(まいない)したことが知れて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...此宿は座敷も賄も...
種田山頭火 「行乞記」
...ここの賄所(まかないじょ)から来る膳や...
徳田秋声 「黴」
...吾人(ごじん)は猶予(ゆうよ)なく指を賄賂に屈せずんばあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三月以降警視庁管下だけでも、現職巡査が拐帯、泥酔暴行、賭博現行、収賄、等々で挙げられたのは七八件に止まらないのである...
戸坂潤 「社会時評」
...後門(こうもん)賄賂(わいろ)をすすむるは御用商人の呼吸にして聖人君子の知らざる所...
永井荷風 「小説作法」
...賄賂を出した者も出さない者も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何か相当な賄賂(わいろ)でも期待して訴訟を見かけだけ続行するということも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...昔織田右馬助(おだうまのすけ)人の賄(まいない)を再三取った時信長が「銭ぐつわはめられたるか右馬助...
南方熊楠 「十二支考」
...三の病院を除くの外(ほか)大概は病人の食物を賄方(まかないかた)任せにしてある...
村井弦斎 「食道楽」
...贈賄の寄る門には...
吉川英治 「私本太平記」
...同朋衆や小姓や賄方(まかないかた)の者たちの動きで和(なご)んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...賄賂(わいろ)悪徳の風が幅をきかして...
吉川英治 「新・水滸伝」
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