...ついに国家百年の災いを貽(のこ)すに至る...
大隈重信 「日支親善策如何」
...そんなものが子孫に貽(のこ)せるものかい...
田中貢太郎 「青蛙神」
...湯治場へ貽(おく)ってくれた大阪の嫂に土産(みやげ)にするつもりで...
徳田秋声 「黴」
...教訓として後に貽さうと思へば...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...藏書の效力を後世に貽すといふ事は...
内藤湖南 「藏書家の話」
...その身を過ち盗賊となれば世に害を貽(のこ)す...
永井荷風 「西瓜」
...私は後日の悔を貽すことに餘り無邪氣であつたのであります...
長塚節 「教師」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...播磨風土記の飾磨(しかま)郡貽和(いわ)ノ里の条に...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...イズシは貽貝(いがい)の鮓(すし)で...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒夫妻は下物(げぶつ)飯菜の幾種かを貽(おく)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...園楓(ゑんふう)は和多田玄順(わただげんじゆん)の貽(おく)る所の種(たね)だと云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又文書中後に貽(のこ)さざらむことを欲するものがあつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...猶若干の文字を後に貽(のこ)したのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...金を貽(のこ)すのは兎角殃(わざはひ)を貽すと同じ事になる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...臂の(しびれ)だけは跡に貽(のこ)った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...夏は蚊(かや)を貽(おく)り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...己は其刺を御身に貽(おく)るのだ...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
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