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饗庭篁村 「木曾道中記」
...「リフレア」着たる僕(しもべ)盾銀(たてぎん)(スクヂイ)二十枚入りたる嚢(ふくろ)を我に貽(おく)りぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...後代に貽すと誇称する全集が其編集に万全の用意をなしたるか...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...ついに国家百年の災いを貽(のこ)すに至る...
大隈重信 「日支親善策如何」
...湯治場へ貽(おく)ってくれた大阪の嫂に土産(みやげ)にするつもりで...
徳田秋声 「黴」
...藏書の效力を後世に貽すといふ事は...
内藤湖南 「藏書家の話」
...その身を過ち盗賊となれば世に害を貽(のこ)す...
永井荷風 「西瓜」
...私は後日の悔を貽すことに餘り無邪氣であつたのであります...
長塚節 「教師」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...播磨風土記の飾磨(しかま)郡貽和(いわ)ノ里の条に...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...イズシは貽貝(いがい)の鮓(すし)で...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒夫妻は下物(げぶつ)飯菜の幾種かを貽(おく)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...未解決の問題を貽(のこ)して置いたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...物を安石に貽(おく)つたことを記した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頼余一に一本を貽(おく)る...
森鴎外 「大塩平八郎」
...夏は蚊(かや)を貽(おく)り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...校訂以貽後生(もつてこうせいにのこす)」と云ひ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...己は其刺を御身に貽(おく)るのだ...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
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