...茶の壺に貼る茶名をかいた紙が...
上村松園 「わが母を語る」
...そのポスターを壁に貼ると...
海野十三 「暗号数字」
...私は小さい穴のあいている方のオブラートをペタリと貼るのである...
海野十三 「柿色の紙風船」
...もう一枚殖やして六銭だけ貼るべきかがわかるという簡易秤(かんいばかり)の役目をつとめる...
海野十三 「白銅貨の効用」
...一つを榻(ねだい)へ貼るがいい...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...一つを門(かど)に貼り一つを榻(ねだい)に貼るように云いつけ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...その着物を送れと書いた手紙に貼る三銭切手が買えないで...
直木三十五 「死までを語る」
...君のいい頭で考えて見てくれ」「封筒を書く時か――封を切る時か――」「もう一つある」「切手を貼る時か――」「そうだそうだ...
野村胡堂 「死の予告」
...伯爵は切手を舐(な)めて貼るような事はなさらないでしょうな」「そんな事はしません」「サア...
野村胡堂 「死の予告」
...レッテルを貼ることはできる...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...アルバムに郵便切手を貼るしか能がないのに……」不意に車いすの男が厳しい口調の甲高い声で言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...この五つの酒倉に差押への赤札を貼るべき権利を持つてゐる者ですぞ...
牧野信一 「酒盗人」
...表にはそちらできまって小包に貼る紙がはりつけてある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お掃除のあと、何気なく目についたので、修治さんはおいやかと思われるけれど、いただいて貼る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...それは僕が保証する」野本くんは十円印紙を証文に貼るような口ぶりで云い...
山本周五郎 「季節のない街」
...切手を貼る処を破線(……)で囲んで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...新しいのを貼るという寸法だ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...五両貼(は)る」「貼るたッて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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