...少しぐらいの費えはあってもその方がよかろう...
大杉栄 「獄中消息」
...それは費えは多く...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...寧ろ世間の批評家が心配する通り大部分無用な費えに過ぎぬかも知れないのだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...費えの方ばかり考えますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...國の費えでは無いか』と言つた...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...と言ったところで大して時間も場所も費えることではない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...無論それで集めた拠金の大半は費えてしまい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この商売をなすには莫大の費えなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これらの費えをもって運上の高に比較しなば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それで僅かでもその費えを助けようと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...造営落工までの費え千余日...
吉川英治 「三国志」
...どうせ費えやしないわよ」「癪(しゃく)ね」「だから嫌いさ...
吉川英治 「私本太平記」
...餌(えさ)の費えもうるさい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...紋付を作る金があるならほかの事に費えばいいにと...
吉川英治 「紋付を着るの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??