...臨時の費(つひえ)もあるべく又日ごろの勞(つかれ)をも忘れしめんとて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...先づその費用たる金を自分で拵へなけりやアと云ふ考へを以つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...議員の歳費というに至っては...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それは人件費がおさえられたということなのです...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...生産費及び新資本の販売価格と生産費との均等を表わし...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...だから費用は先持ちで...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...俺が貰った学費が...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...私の年棒がタッタ百円の館では講師の経費は勿論出っこないから...
中井正一 「地方文化運動報告」
...このほど江戸へ上って来たのは、洲崎(すのさき)の海岸で船を造らんがために、その費用と、材料と、大工とを求めんがために、来たものであることは申すまでもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...役者買いの費用をも産み出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...設備万端の費用もおかまいなしというようなわけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...わずかばかりのいわゆる社会政策費さえの削減等々によって極度に生活水準を引き下げられ...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...或は自由自在に費して殆ど帳簿にも記す可らざる程の費目もある可し...
福沢諭吉 「帝室論」
...そんなら銭の費(かか)らん研究法をしなくてはならんが...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...その中から、下宿料十五円、家へいくらか送り、交通費、きるものなどすべてまかって、十円やっとのこる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これで五人前出来ますから四倍にすれば二十人前になります」小山「その費用は何ほどかかりましょう」お登和嬢「そうですね...
村井弦斎 「食道楽」
...一月余も費やしたが...
吉川英治 「三国志」
...粗生生産物の、及び粗生生産物が一構成部分として入り込んでいる物の、消費者として、彼は、あらゆる他の消費者と共通に価格を低く保つことに利害を有つであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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