例文・使い方一覧でみる「貸」の意味

...ヘルマー　けれども貸した人はどうする？ノラ　貸した人？　誰が構ふもんですか...
ヘンリック・イブセン　Henrik Ibsen 島村抱月譯「人形の家」

...貸し切りで十二圓だから... 貸し切りで十二圓だからの読み方
岩野泡鳴「鹽原日記」

...余に時間を貸し与えよ」影の大統領「絶対に不可だ... 余に時間を貸し与えよ」影の大統領「絶対に不可だの読み方
海野十三「諜報中継局」

...あんなインド人なんかに部屋を貸したりして... あんなインド人なんかに部屋を貸したりしての読み方
江戸川乱歩「少年探偵団」

...そんならエツコさんの靴をちょっと貸して下さいと云って... そんならエツコさんの靴をちょっと貸して下さいと云っての読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...清三は老訓導に一円五十銭貸してくれと言った... 清三は老訓導に一円五十銭貸してくれと言ったの読み方
田山花袋「田舎教師」

...室としては唯一の貸間を... 室としては唯一の貸間をの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...四十万ほど貸してくれる人ない？」「あら... 四十万ほど貸してくれる人ない？」「あらの読み方
林芙美子「晩菊」

...残金は人に貸して利足（りそく）を取り... 残金は人に貸して利足を取りの読み方
福沢諭吉「京都学校の記」

...ほぼ貸し切りだった... ほぼ貸し切りだったの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...阿賀妻の足もとに蹲（しゃが）んで手を貸そうとした... 阿賀妻の足もとに蹲んで手を貸そうとしたの読み方
本庄陸男「石狩川」

...今の衣川に二階の八畳間を貸して... 今の衣川に二階の八畳間を貸しての読み方
松本泰「秘められたる挿話」

...それにはわたしの注意のうわべだけしか貸さないから... それにはわたしの注意のうわべだけしか貸さないからの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...釘抜を貸せのと言います... 釘抜を貸せのと言いますの読み方
柳田国男「雪国の春」

...追い追いに藪は開けて貸地となり... 追い追いに藪は開けて貸地となりの読み方
山本笑月「明治世相百話」

...暫く私に貸して頂けますまいか... 暫く私に貸して頂けますまいかの読み方
夢野久作「二重心臓」

...上等の洋傘など貸せるものではない... 上等の洋傘など貸せるものではないの読み方
横光利一「夜の靴」

...どんな親しい仲だって貸しなどするものか... どんな親しい仲だって貸しなどするものかの読み方
吉川英治「大岡越前」

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